ドイツ生まれで現在はスペインで活動しているノブロックから、ギター用の新作弦がリリースされました。アサド兄弟モデルを始め、興味深い3種類のラインナップとなっています。
以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています:
また、ノブロックについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
アサド兄弟モデル: DUO ASSAD DA 34.5
まず紹介したいのは、アサド兄弟モデルである「DUO ASSAD DA 34.5」です。
低音弦には「Duo Assad Triple Silver」と名付けられた専用のものが使われており、次元の違う深みが得られるとしています。
また、低音弦の巻き方向を変えたことで、右手のノイズが減ったのだとか。
高音弦には、「DA BIO Nylon」という有機材料を使った弦を使用し、豊かでピュアな響きだそうです。
テンションはハイテンションの1種類のみです。
価格は公式サイトで19.83ユーロとされており、日本円では2,540円で販売されています。
追記:レビューしました。
丸くて暖かみのある音:ERITHACUS(ツグミ)
次に紹介するのは「ERITHACUS」と呼ばれるシリーズです。ERITHACUSは日本語ではツグミのことを指します。
特徴は低音弦に「ER Double Silver」という弦を採用した点にあります。この弦は自然で丸みのある、暖かい音を出すことができるのだとか。
同社のActivesシリーズよりも暖かみがあるそうです。
高音弦との組み合わせで4種類がラインナップされています。
- EDB: バイオナイロン(自然な音)
- EDC: CX Carbon(輝かしい音)
- EDN: SN Nyalon(暗めの音)
- EDQ: QZ Nylon(ピュアでリッチな音)
そして、それぞれのラインナップに、ロー(EDBのみ)、ミディアムロー(EDN、EDQのみ)、ミディアム、ミディアムハイ、ハイのテンションがあります。
価格は、たとえばEDBのローテンションの場合13.97ユーロ(約1,789円)です。
追記:レビューしました。
フラメンコギター用: LUNA
ノブロックにとって初となるフラメンコ用ギター弦が「LUNA」シリーズです。
楽器全体にメリハリのある均一な音を出したいギタリスト向けだそうです。
低音弦としてLUNA Double Silverを採用し、高音弦はAzabache Nylon Elastic(LDAシリーズ)とSN Nylon(LDNシリーズ)の2種類があります。
「Azabache 」とは、スペイン語で炭とか黒い瞳、黒髪、鳥のヒガラを意味し、Azabache Nylon Elasticは深みと豊かさのある音を出すそうです。
それぞれのラインナップに、ロー(LDAのみ)、ミディアムロー(LDNのみ)、ミディアム、ミディアムハイ、ハイのテンションがあります。
価格は、たとえばLDAのローテンションの場合13.97ユーロ(約1,789円)です。
日本からも購入可能
これらの弦を含め、ノブロックの弦は公式サイトから日本からも購入可能です。
しかも、うれしいことに郵送を使えば送料が安く、たとえば弦1セットの場合1.9ユーロ(約243円)、4セットで4ユーロ(約512円)でした。
注文にはこちらのStrings by Mailでの注文方法が参考になるかと思います。
日本ではEDBのミディアムテンションがアウラで売られていますが、2,541円とちょっとお高めです。
ちなみに、CXカーボンのミディアムテンション(300ADC)はアウラで2,541円、ノブロック公式で16.03ユーロ(約2,050円)とこちらもノブロックのほうが安いです。
もちろん、アウラのほうが買いやすいですし、すぐに手に入るとは思います。
新しいノブロックの弦、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。