弦の評価:サバレス ニュークリスタルカンティーガ ノーマルテンション(510CR)

サバレス ニュークリスタル カンティーガ

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メーカー推奨弦であるところのサバレス クリエイションカンティーガを最近は気にいって使っています。

河野ギター製作所のHPを見ると、この弦以外に実はもう2種類推奨弦があります。

その1つがサバレスのニュークリスタルカンティーガ(ノーマルテンション)です。

以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています

高音弦がすべてニュークリスタルのセット弦

このセット弦は、クリエイションカンティーガと異なり、高音弦がすべてニュークリスタルで統一されています。

つまり、3弦もフロロカーボンではなくナイロン弦です。

クラシックギターの3弦は一般的になりづらいのでクリエイションカンティーガでは3弦をフロロカーボンであるアリアンスにしていましたが、このセットではなりづらくともその音がクラシックギターの音だ!と思う人に向けたものなのでしょう。

ちなみに、福田進一さんもクリエイションカンティーガではなくニュークリスタルカンティーガのノーマルを使っているとか。

3弦が太い、そして音が丸い

早速張ってみると、3弦以外は以前レビューしたカンティーガの音です。

弦の評価:サバレス クリエイションカンティーガ ハイテンション(510MJ)
ギターを桜井 Maestro-RFに変えてから弦をメーカー推奨のサバレスにしています。最近はもっぱらクリエイションカンティーガのハイテンションです。 以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています 3弦がアリアンス、1,...

テンションの違いはありますが、基本的には同系統と思います。やはりテンションが高い分、ハイテンションの方が全体的に「強い音」が出る気がします。ノーマルの方が、音の圧は弱いものの、伸びはあるような。

で、問題の3弦ですが、久しぶりに使うとやはりナイロンの3弦は太いです。音も、フロロカーボンのアリアンスではパン!と立ち上がりの速い音が出ていましたが、良くも悪くも丸い音です。

これはこれで悪くないですが、フロロカーボンになれるとしばらくは戸惑います。

なぜ河野ギター製作所はノーマルだけ推奨弦?

不思議なのは、河野ギター製作所の推奨弦紹介のところで、クリエイションカンティーガはノーマル/ハイテンションともに推奨されていますが、なぜかニュークリスタルカンティーガはノーマルテンションだけです。

弾いている分には3弦をのぞいてそれほど差があるようには思えなかったのですが。。。

値段は安いけど音はクリエイションの方が、、、悩ましい

私としては桜井 Maestro-RF にはクリエイションカンティーガの方があっている気がしました。

しかしながら、前回も書いたとおり、値段はニュークリスタルカンティーガの方が安いです。

  • ニュークリスタルカンティーガ: 1,967円(税抜)
  • クリエイションカンティーガ: 2,179円(税抜)

200円の差で、かつ割引がつくとより差は縮まるのですが、なんとなく気になります。その200円の差をお前はいかしきれているのか!?みたいな。

でもせっかくの良い楽器なのでできるだけいい状態で弾きたい気はするのでやっぱりクリエイションカンティーガかな。決してニュークリスタルカンティーガが悪いといっているわけではありません。もはやこれは好みの問題で、試してもらうよりほかありません。

次回はもう1つの推奨弦であるオーガスチンのリーガル・ブルーを試したいと思います。

追記: 新しいカンティーガプレミアムが登場しました:

カンティーガに"プレミアム(Premium)"シリーズが登場 新素材を巻線に使用し長寿命
サバレス(Savarez)のカンティーガ(Cantiga)といえばプロの中でも使用率の高い低音弦です。 そんなカンティーガに新たな製品が登場しました。「カンティーガプレミアム」と名付けられたこの低音弦は巻き線をハイテク素材に変えて寿命が長く...
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