譜面台には耐久性の高いヤマハのMS-303ALSがおすすめ

ヤマハの譜面台 MS-303ALS ギター用品
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クラシックギターを弾くのに譜面台は必須アイテムですが、様々な譜面台が世の中で売られています。それらの中で私はヤマハのMS-303ALSを選びました。ちょっとお高めではあるのですがそれなりの理由があります。

アルミ製の丈夫な軽量譜面台

MS-303ALSはMS-303ALというヤマハのアルミ製譜面台のソフトケース付きのものです。

ちなみに、MS-303ALがケース無し、MS-303ALCがハードケース付きです。

持ち運ばない人ならMS-303AL、車で持ち運ぶ人はMS-303ALCでもいいかもしれません。

ヤマハ YAMAHA 軽量 譜面台 ハードケース付 MS-303ALC
ヤマハ(YAMAHA)
高さ:1,385mm (パネルは完全に開いた状態で床面から上枠迄の高さを表示 ・パネルの傾斜角は60度・3本のシャフトは全て最大に延ばした状態・脚部の開きは450mm)

ぱっと見は何の変哲もない譜面台なのですが、いろいろと安い譜面台にはないポイントがあります。

とにかく丈夫、耐久性が高い

選んだ最大のポイントは耐久性です。

2年間毎日使い続けても全然ガタが来ない

私はこのMS-303ALSを2年ほど毎日使っていますが、まったくガタが来ません。

譜面台でよく壊れるのが高さを固定しておく部分です。が、まったく問題ありません。

また、上の写真の譜面をおさえておく棒(ページストッパー)もよく固定する力弱まってぐにゃんぐにゃんになるかと思いますが、いまだに固いままでです。

この辺りはさすがヤマハ製!といったところでしょうか。

アルマイトメッキの塗装が丈夫

もう1つのポイントが塗装です。

譜面台は持ち運ぶこともよくあり、何かにぶつけるとすぐに塗装が剥げてしまうイメージがあります。

このMS-303ALシリーズ、塗装がアルマイトメッキです。

通常の安い譜面台には粉体塗装などのスプレーで色を付けているものばかりです。安くて大量生産には向いているのですが、塗装としては弱く、剥げやすいです。

アルマイトはアルミニウムの表面に被膜を化学的に成長してつける技術です。被膜は硬く簡単には剥げません。

ぶつけたりすることも多い譜面台ですので、美しく長く使うにはアルマイトの方がいいと思います。

重い譜面を載せてもたわまない、倒れない

譜面の中にはぶ厚くて重いものもあり、軽量な譜面台では耐えられないものもあります。

MS-303ALは軽いのにかなりしっかりしていて、重い譜面を載せても不安感がありません

基本的な構造もしっかりしている

耐久性だけじゃなく基本的な構造もしっかりしています。

軽い!

重さはわずか600gです。ただでさえギターが重いのでできるだけ荷物は軽くしたいものです。

また、コンパクトにたためるので邪魔になりづらいです。安いものだとソフトケースに入れた時の長さにあまりこだわっておらず、長いままのものもありますが、これは結構小さくすることができます。

譜面台の角度調整がワンプッシュ

譜面台の角度は地味に気になるところなので結構変える部分です。また、私はしまうときに全体をたたまずに譜面を載せる部分とこの首の部分だけ折り曲げてしまっています。

この角度調整がワンプッシュでできます。上の指が写っている部分を押すとロックが解除されて首が動くようになり、話すと固定されます。非常に簡単です。

細部にもこだわっている

さらに、安い譜面台がただのまっすぐな棒でできているのに対し、MS-303ALシリーズはちょっとした曲げが加えられています:

これに何の意味があるのかわかりませんが、デザイン的には優れていますし、わざわざこうしているからには何か理由があるのでしょう。。。力を受け流すとか。。。

オプションが便利

このMS-303ALには2つのオプションが用意されています。どちらも地味に便利なものです。

譜面台ラック MS-RKDX

1つ目は譜面台ラックのMS-RKDXです。

このように譜面台の下部につけ、小物を置くことができます。

クラシックギター弾きはつめの手入れの道具とかチューナーとかいろいろ小物が必要ですし、譜面に書き込むためのペンも欲しいところです。地面に置くといちいち拾うのが面倒になるので、譜面台につけておければかなり便利です。

また、練習用としてはメトロノームを置くと針(光)の動きを見つつ譜面も見ることができます。速さの調整も簡単です。

上の写真の通り、爪磨きがぴったりサイズです。ちなみに、囲いは取ることができます。

ちなみに、この譜面台ラックはただ挟むだけなので他の譜面台でも使えるかとは思います。

譜面台ワイドアタッチメント WA-10

もう1つのオプションが譜面台ワイドアタッチメントです。

譜面は必ずしも2枚で終わりではなく、それ以上の時もあります。譜面台は一般的に2枚しか乗りませんが、このアタッチメントをつけるとそれ以上の譜面が乗せられます

取り外してたたむと小さくて軽い棒になるので持ち運びも簡単です。ただし、下の部分が延長されるわけではないので、コピーした楽譜を載せるときは注意が必要です。

廉価版のMS-250ALSも

MS-303は良い譜面台なのですがちょっとお高めであることも確かです。

廉価版のMS-250ALSという製品もあります:

こちらはアルマイトメッキではなくカチオン電着塗装だったり、首の部分の調整方法がワンプッシュでなかったりしますが、基本構造は同じのようです。

カチオン電着塗装はアルマイトほど丈夫ではありませんが、安い譜面台に使われる粉体塗装よりは良い塗装です。

長く使えれば結果的に安い?

他の人が使っている譜面台を見るとボロボロだったり、長さを変えようとしてロックがばかになっていてできなかったり、譜面を載せると倒れそうになっているものをよく見ます。

壊れるたびに新しいものを買うのも手ですが、良いものをもっておけば長く使うことができます。

今回紹介したヤマハのMS-303ALSは耐久性も高く、使いやすい良い譜面台です。楽器のお供にいかがでしょうか。

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