爪用のコンパウンドでギターのノイズを減らす!爪を鹿革/セーム革と爪磨きペースト/爪磨きパウダー/液状爪磨きで音が変わった

ピーシャインの鹿革のバッファ、爪磨きペースト、爪磨きパウダー、液状爪磨き 体のケア

クラシックギター弾きにとって爪は演奏に欠かせない大事な演奏道具であり、ギターを弾く前にしっかりとヤスリで磨くのが当たり前になっています。できるだけピカピカでなめらかに磨いた方がノイズが減りますが、ヤスリでの研磨には限界があります。そこで爪用のペースト/パウダー/液体といったコンパウンド的なもの鹿革のバッファでもう一段なめらかな爪を目指してみました

つるつるピカピカの鏡面磨きにはコンパウンド

一般的に何かをつるつるピカピカに磨くとき、ヤスリですべてをおこなうことはしません。

ヤスリの細かさには限界があり、爪のなめらかさにも限界が生まれます。爪の細かい凹凸はギターの音のノイズになるでしょう。

そんなときに使われるのが「コンパウンド」と呼ばれるもの。コンパウンドとは細かい研磨剤と薬剤が混ぜられたペーストや液体のことであり、車に詳しい方には傷消し用のグッズとしてよく知られていますです。

鏡面塗装の傷消しに使われる位なので、その細かさ、仕上げのなめらかさがわかるでしょう。

爪に関してもヤスリで磨くだけでなく、コンパウンド的なものを使うことでもう一段なめらかな爪にできるのではないかと考えました。

爪用のコンパウンドを探してみた

しかしながら、さすがに車や金属製品向けのコンパウンドをそのまま爪に使うのは抵抗があります

化学的なものは爪自体にも楽器にもよくなさそうです。

まずは爪用のコンパウンドがないのか探してみました。

爪用のコンパウンドには珪藻土が使われる

いろいろと探したところ、実はネイルの分野に「ネイルポリッシュ」というものがあるのを知りました。

この爪に使えるコンパウンドの主成分は珪藻土です。

珪藻土とは植物プランクトンが化石化したものであり、数十ミクロンという細かさを誇ります。

元が植物なので爪に使っても問題ないですし、ギターに触れても害を及ばさないでしょう。

珪藻土を鹿革やセーム革につけて磨く

珪藻土を使って実際に爪を磨く際には、鹿革やセーム革のバッファに珪藻土のコンパウンドをつけて磨きます

鹿革やセーム革は目が細かく、かつ柔らかいのでそれ自身が爪を傷つけません。

これらの組み合わせで、爪をさらになめらかにできそうです。

購入した爪用コンパウンドグッズとその効果や感想

実際に爪用コンパウンドおよび鹿革のバッファを購入し、使った効果や感想を解説したいと思います。

バッファは2種類、コンパウンドは3種類買ってみました。せっかくなのですべて「ピーシャイン」というメーカーの製品です。

鹿革のバッファ

鹿革のバッファはネイル用品店でいろいろと売られている、と思いきやそうでもありません。どうやら鹿革のバッファまで使うのはネイルの分野でも相当手間を掛けてやる場合のようで、あまり一般的ではないようです。

たとえばこちらの「シャモアバッファー」が単体で手に入る貴重なバッファの1つです:

私はピーシャインのR-71とR-31を買ってみました。これらは後述のコンパウンドとのセットで買えます。

どちらも柔らかで細かな毛があり、触ると気持ちいいです。

これらの違いは正直よくわかりませんでした。リングバッファはその名のとおりリングが付いており、どこかにかけるのに役立ちそうです。

ちなみにこのバッファ、コンパウンドをつけなくても爪磨きに役立ちます

ヤスリで爪を磨くとどうしても爪の粉が出ますし、爪に付いた汚れがノイズになることがありますが、鹿革のバッファで爪を磨くとこれらが簡単に取れます。

セーム革や鹿革はセラック塗装の楽器に使えるくらいなので、その優しさと汚れを取る力は折り紙付きです。コンパウンドなしでもぜひ試してみてください。

これらのバッファにコンパウンドをつけて磨いてみます。

爪磨きペーストは余ったペーストに注意

最初に試したコンパウンドが、ピーシャインの「爪磨きーペースト」です。

その名のとおり、なかにはペースト状の珪藻土が入っています

ただ、ペーストといってもかなり水分が少なく、指先でほぐすとパラパラと落ちるほどです。

使い方としてはペーストをバッファの上にのせ、なじませて爪を磨きます。

磨いた結果、確かに紙やすりよりも爪がピカピカになりました

ただ、3つほど問題があります。

1つ目はペーストがパラパラと床に落ちるという点です。

この製品は爪の表面を磨くためのものであり、爪の先を磨くために作られていません。爪の先は表面よりも面積が狭いため、ほんの少量で十分効果があります。多すぎると爪に押し出されたペーストが落ちますので注意してください。

2つ目は爪のなかにペーストが入るという点です。こちらも上と同様の理由なのですが、余分なペーストが爪の中に入り込むことに。

3つ目は指先に粉が付くという点です。ペーストの粉が非常に細かく、かつ湿り気があるので指先でちょっと触ると簡単に付いてしまいます:

これらの問題から爪をペーストで磨いた後で一度水で流さなくてはならず、ちょっと面倒です。

爪磨きパウダーはピカピカになるけどペースト以上に落ちる

次に試したコンパウンドがピーシャインの「爪磨きパウダー」です。

こちらの製品、上に「2」と書いてあることからもわかるとおり、実は爪磨きペーストの後でさらなる仕上げに使うことを想定して作られています

成分を見るとどちらも珪藻土が原料なのですが、成分が異なっており、おそらく珪藻土の細かさも異なるのでしょう:

中身は確かにパウダー状ですが、ぎゅっと詰まっており息を吹きかけたら飛んでいくようなものではありません:

使い方はペーストと同じく、やはり少量をバッファになじませて爪を磨きます。

こちらは確かにペーストの後で使うことでさらに爪がピカピカになると感じました。

ただ、ペースト以上に余ったパウダーが落ちやすいです。ちょっと使ったつもりだったのに、床がすぐにこの有様です:

完全に乾いているわけではないので、爪にはいったときもやっかいです。ペースト以上に量には気を付けてください。

液状爪磨きが一番使いやすい

最後に試したのが液状爪磨きです。

成分はペーストやパウダーと同じ珪藻土であり、それが液体に溶け込んでいます

こちらの液状爪磨き、メーカーが「画期的」といっているのですが、正直買う前は何が画期的なのかわかりませんでした。が、ペーストとパウダーを試した後に使うと使いやすさが全然違います。

液体なのでバッファになじみやすく、爪を磨きやすいですし研磨剤である珪藻土が落ちにくいです。

ペーストやパウダーの場合、水分が少ないのでバッファの上に「乗っている」だけであり、爪によってかんたんに落ちてしまいます。

これに対して液状爪磨きの場合は液体なのでバッファに浸透し、かんたんに落ちずしっかり爪を磨ける上に珪藻土が落ちづらいです。

きっとネイルの分野でもペーストやパウダーは私と同じ不満がある方が多かったのでしょう。

つるつる度合いも十分であり、これが一番使いやすくておすすめです。

紙やすりとは全然違うつるつるピカピカ感を写真で紹介

実際に紙やすりとこれらの爪用コンパウンドの違いを写真で紹介します。

爪の表面を1200番→1500番→2000番の紙やすりで見たいた後で、人さし指はペースト+パウダー、中指と薬指はペーストで磨いてみました:

ご覧のとおり、小指は全く曇りが買った感じですが、人さし指はピカピカです。

拡大するとこんな感じ:

人さし指はピカピカすぎてカーテンなどが映り込むほどです:

液体爪磨きもピカピカになりましたが、やはりペースト+パウダーのほうが効果は大きいようです。

ギターを弾く前に洗面所で爪を磨くとボロボロと落ちる粉も気にならないでしょうか。

セットで買うとお買い得

バッファや爪用のコンパウンドはバラバラに買うよりもセットで買ったほうがお買い得です。

私がおすすめの液状爪磨きのセットもあります:

ペーストやパウダーのセットもあります:

もっとお安い製品も:

デュカート ツメミガキセット
デュカート
エナメルを塗らなくても、3STEPで自爪に自然なツヤを出します。

男性用のものもあります:

一段上の音を目指すならぜひ

今回は一段上の音を目指して爪を紙やすり以上になめらかにすべく、ネイルの分野で使われる爪用のコンパウンドを試してみました。

狙い通り爪をさらにつるつるにし、音を変えることができたと思います。

一段上の音を目指すならぜひ試してほしいです。

ただ、紙やすりよりも手間がかかるのは事実です(特にペーストとパウダー)。

とはいえ、鹿革のバッファだけでも効果があるため無駄にはなりません。安いセットで一度試してみてください。

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