前回、激安クラシックギター弦であるPLAYTECH CGSを試して、その音のひどさに驚愕しました。しかしながら、PLAYTECHには上位版のPLAYTECH Premium CGSが存在します。こちらならきっと!というわけで、半分怖いもの見たさで試してみました。
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以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています
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価格が約1.4倍のプレミアムバージョン
PLAYTECH Premium CGSは1セット340円と、1セット250円の通常版に比べて約1.4倍の値段です。
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とはいえ、1セット340円というのは、クラシックギター弦の相場からするとまだまだ激安の部類。これで音がよければ万々歳です。
ただ、通常版の音は正直言ってこれまで試してきた中で最悪でした。
プレミアム版がどれくらいプレミアムなのか、そこにすべてはかかっています。
アメリカ製の材料を使った韓国製の弦
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パッケージはこんな感じで、アメリカ製の材料が使われていることが強調されています。そうすると、通常版はどこの材料だったのだ?という疑問はありますがそれはさておき。
通常版と違ってピックはついていないですし、紙パッケージは割と高級感があります。
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パッケージ裏には通常版と同じくゲージが書かれています。こちらもテンションについては何も書かれていません。
こちらはMade in Koreaということで韓国製のようです。通常版は中国製だったので、製造元が違うのでしょうか。
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弦は1本1本別のパッケージに入っており、低音弦に関しては空気が遮断してありました。このあたりもプレミアム感があって好印象です。もっと高い弦でもすべて1パッケージになっているのもざらですからね。
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なぜか6弦だけ端っこが太く加工されていたのですが、これはなぜ?結ばなくてもいいということなのでしょうか?とりあえず邪魔なので切りました。
高音弦は通常版と同じくぐにゃんぐにゃんな感触…悪い予感がする。。。
低音弦は多少まし、高音弦は変わらず
実際に張ってみた音の感想ですが、確かに通常版に比べると低音の音がましになっていました。
多少音に芯が出た感があり、通常版よりはいい音がします。
が、やはり絶対値が低すぎて音楽的な音が全く出ません。
また、高音弦に関しては通常版と同じなのか、同じ感想です。
やはり安い弦はだめなのか。。。
安物買いの銭失いにならないように
期待をしていたプレミアム版のPLAYTECH Premium CGSでしたが、残念ながら通常版と同じく使い物にならない弦でした。
安い価格なのでこれで音がよかったら最高だったのですが。。。やはり、FOEHNかハナバッハ500くらいは最低でも使いたいところです。
それにしても、ますます有名弦メーカーの音作りはすごいと感じました。これからはもっと弦に敬意を払って使いたいと思います。