楽器の演奏動画を撮影する際、最近はスマホを使うのが一般的かと思いますが、スマホに搭載されたマイクは品質がいまいちなことが多いです。かといってスマホに外部マイクを付けるのは面倒ですし、ケーブルがあると取り回しが悪くなります。ZOOMから新たに発売されたQ8n-4Kは4K動画が撮影できるビデオカメラで、付属の高音質マイクに加えてオプションでさまざまなマイクを取りそろえた汎用性の高い製品です。
クラシックギターの演奏をスマホから高音質で録音できるマイクについてはこちらの記事も参照ください:
4K解像度の動画が撮影できるビデオカメラ「Q8n-4K」
ZOOMが新たに発売したQ8n-4Kは、4K解像度で動画撮影できるビデオカメラです。
4K解像度は3840×2160画素であり、最近はBS4Kという形でテレビでも見られるほか、YouTube上でも4Kで撮影された動画が多数出回っています。
実際見てみると、Full HD(1920×1080画素)とは段違いの精細感です。
さらにQ8n-4KはHDR処理と呼ばれる明暗差が大きい場面に強い機能が搭載されており、暗いなかに明るい照明が光るコンサート会場でもきれいな動画撮影が可能でしょう。
レンズにはF2.8/画角150度の広角レンズを搭載しています。
また、液晶画面が180度反転するため、自分が演奏している姿を確認しながら撮影できるのはスマホにはないメリットといえそうです。
別売りのBTA-1という無線アダプタを付けるとiPhoneやiPadからリモートコントロールできるようになります。
この機能を使えば楽器を構えた状態から簡単に録画をスタートできるでしょう。
付属の高音質マイクは交換可能
Q8n-4KにはXYステレオ方式のマイクが付属しており、単体でも高音質での録音が可能です。
さらに、Q8n-4Kのマイクは交換可能となっており、別売りのマイクに交換することで幅広い場面で活躍できます。
別売りマイクには以下のようなものがあります。
- ショックマウント搭載XYステレオマイク(XYH-5)
- 大口径ダイアフラム搭載XYステレオマイク(XYH-6)
- MSステレオマイク(MSH-6)
- ショットガンマイク(SGH-6)
- ステレオショットガンマイク(SSH-6)
- XLR / TRSコンボ・インプット(EXH-6)
- XY-ABステレオマイク(XAH-8)
- アンビソニックスVRマイク(VRH-8)
注目すべきはアンビソニックスマイクのVRH-8です。
これは4本のコンデンサーマイクを搭載し、没入感のある360度オーディオ(空間オーディオ)録音が可能になるマイクであり、より臨場感の高いコンテンツを作成できます。
空間オーディオについてはこちらの記事を参照ください:
VRH-8は2022年春リリース予定です。
また、ファンタム電源つきの2系統のXLR入力があるため、こだわりに応じて好きなマイクを接続できます。
Webカメラとしても使用可能
単体でも活躍できるQ8n-4kは、パソコンと接続してWebカメラとしても利用可能です。
これにより、YouTubeなどへのライブ配信が高画質かつ高音質におこなえます。
また、ビデオ会議で使用すれば相手に良い印象を与えることにつながるかもしれません。
ただし、Webカメラとして利用する際はFull HD解像度までの対応となる点に注意してください。
小型軽量で持ち運びやすい
Q8n-4kはアームを収納すると小型になり、かつ軽いため持ち運びやすいビデオカメラです。
収納時のサイズは159 x 68 x 65 mm、重さはバッテリーを含め367 gであり、荷物の一部として簡単に持ち歩いて使うことができます。
音質だけでなく画質にもこだわって演奏を録画するならQ8n-4kがおすすめ
ここまで紹介してきたように、Q8n-4Kは音質だけでなく画質にもこだわって動画を撮影するのにおすすめのビデオカメラです。
コンサートや発表会、演奏会などの記録を残すのはもちろん、自分の演奏をYouTubeやTwitter、FacebookなどのSNSにアップしたり、練習のために録画したりするのに役立ちます。
マイクの交換が可能なため、さまざまな場面で活躍できるのも発展性があり、長く愛用できるといえるでしょう。
これさえ持っておけば楽器ライフが充実すること間違いなしです。