さまざまなメーカーがクラシックギター用の弦を販売していますが、色によってテンションを区別しているものが多くあります。各メーカーのものを比べてみると、ある程度の法則はあるものの、一貫性はないようです。
以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています:
メーカーごとの弦の色とテンションの関係
クラシックギター弦の主要メーカーに関し、色とテンションの関係を調べたものが以下の表です。また、メーカー名には本サイトのそれぞれのメーカーの全製品紹介やレビューを記載した記事へのリンクを付けてあります。
青(ブルー)はハイテンションが多い
この表からわかるのは、青(ブルー)はハイテンションのものが多いというものです。
ダダリオ、オーガスチン、サバレス、ハナバッハという主要メーカーがこのルールを採用しており、一貫性があります。
が、ヘルマン・ハウザー、ホセ・ラミレスとノブロックは赤がハイテンションです。これらは主要メーカーとはいえないかもしれませんが、例外も結構多いです。
ドーガルは青が最高のテンションに使われていますが、ハイは赤です。
赤(レッド)はノーマル/ミディアムテンションが多い
また、赤(レッド)に関してはノーマル/ミディアムテンションが多いです。
ただ、ハナバッハはスーパーハイ、ホセ・ラミレスとノブロック、ドーガルは前述の通りハイテンションであり、必ずしも正しくありません。
黄(イエロー)はテンションが低いイメージ
黄(イエロー)はテンションが低いものが多いです。
黄色といえばハナバッハイエローのイメージですが、ダダリオはライト、ノブロックはミディアム、ドーガルはローにこの色を使っています。
色をテンションの区別に使っていないメーカーも多い
このように色を使ってテンションの区別をしているメーカーが多いですが、色を使っていないメーカーも多く存在します。
たとえば、アクイーラ、ラベラ、オプティマといったメーカーです。
また、日本メーカーのフィガロは色を弦の種類分けに使っており、テンションの区別には使っていません。
色だけでテンションを判断するのは危険かも
結論としては、色だけでテンションを判断するのは危険だということです。
ノーマルテンションが良いから赤を買ったらスーパーハイテンション(ハナバッハ)だった、ということも起きます。
しっかりと表示を見て買うことをおすすめします。