クラシックギターの最大の魅力といえばその音質です。ですが、なかなか自分の理想とする音が出せないのも事実。この記事ではクラシックギターで良い音を出すための基本的な事項をまとめました。
楽器を良い状態に保つ
まず、何はなくとも楽器を良い状態に保つ必要があります。いくらいい音を出そうと思っても、楽器がダメな状態ではどうしようもありません。
こちらのカテゴリを参考に楽器を良い状態に保つように心がけてください:
また、クラシックギターという楽器その物に関する知識はこちらのカテゴリを参照ください:
爪を適切な長さ、形、表面の滑らかさに保つ
爪はクラシックギター弾きの命といっても過言ではありません。その長さ、形、そして表面の滑らかさは非常に重要です。
こちらのカテゴリを参考に爪を良い状態に保ってください:
良い弦を使う
音を出すもとである弦の振動は良い音に直結しています。自分そして自分の楽器にあった弦を使うべきですし、音が劣化した弦は使うべきではありません。
こちらの記事を参考に、自分に合った弦を探し、その弦を常にいい状態に保つことが重要です:
理想とする「いい音」のイメージを持つ
これが一番重要かもしれません。いくら楽器、爪、そして弦が良い状態であっても、自分がどのような音を出したいのかわからなければ宝の持ち腐れです。
一般的に言われている良い音とは、
- 芯がある
- のびやか
- 柔らかい
- 輝きがある
といったものがありますが、その言葉が意味する音は人によって異なるはずです。
自分の理想とする音を知るには、コンサートや発表会でいろいろな人の音を聴くほか、CDや音源で様々な演奏を聴くのも効果的です。
私はこのためにAmazon Music Unlimitedを契約しています。
クラシックギターの曲もかなり充実しているのでお勧めです:
色々な演奏を聴き、自分の理想とする音を常に探求することこそが、良い音を出す一番の近道かもしれません。
「良い音」の探求は一生続く
おそらく、クラシックギターで「良い音」を出すための探求は一生続くのだと思います。
クラシックギターの構造及び発音原理は楽器の中でもかなり原始的といわれています。それゆえ、人によって、楽器によって、爪によって、弦によって様々な音が出せるわけです。
ある意味、良い音を探求することこそがクラシックギターの楽しみの1つでもあるかもしれません。
まずは自分にとって「良い音」とはどんな音なのか、それを考え直すところから始めてみてはいかがでしょうか?