ギターの腱鞘炎対策にはマウスの持ち方や種類を見直して指を休ませよう

ERGO M575と普通のマウスの比較 体のケア
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ギターは指を酷使する楽器ですので、あまりにも弾きすぎると腱鞘炎の原因となり、最悪ギターが弾けないということにもつながります。同じく指を酷使するものといえばパソコンの操作。実はマウスには持ち方が3種類ほどあり、持ち方によっては指の疲れにつながるのをご存じでしょうか?マウスの持ち方や種類を見直して腱鞘炎を予防しましょう。

3種類あるマウスの持ち方

マウスの持ち方は大きく分けて3種類あります。ギターでもスポーツでも持ち方やフォームは大切ですが、頻繁に使うもののはずなのにマウスは何気なく使っていないでしょうか?

3種類の持ち方を知って、自分の持ち方を見直しましょう。

かぶせ持ち

かぶせ持ちとは、マウスを手のひら全体を乗せるようにして持つやり方のこと。

指を使わずに腕や肩でマウスを操作することになり、指の疲労軽減につながります

ただ、繊細な動きができる指ではなく、大きな動きしかできない腕や肩の筋肉を使うため、細かな動きは苦手です。

つかみ持ち

つかみ持ちは、手のひらはマウスに乗せつつ、指を立てて持つやり方です。

かぶせ持ちよりも細かな動きが可能ですが、その分疲れやすいといえます。

つまみ持ち

指先だけでマウスを保持するやり方がつまみ持ちです。

この持ち方は指の曲げ伸ばしを使ってマウスを操作するため、繊細な操作が可能となっています。

ただ、指を酷使するため、指の疲労が激しいです。

特に、手のひらを机の上につけて指先だけで操作するやり方だと、さらに疲労が増します。

どの持ち方が指にとって良いのか?

説明のなかにも出てきましたが、指にとって一番良くないのはつまみ持ちです。

マウスカーソルの移動に指を酷使するため、指の疲労につながります。

ただ、指先が器用なギタリストはこの持ち方を無意識のうちにやってしまっていないでしょうか?私は見事にこの持ち方です。。。

そして、指の疲労を減らすならかぶせ持ちがおすすめ。指はマウスの上に乗せるだけで動かさないため、疲労が少なくて済みます。

切り替えは意外と難しいのでマウスを変えるのもあり

ただ、マウスの持ち方は一度癖になるとなかなか変えられないもの。気が付くと前の持ち方に戻ってしまっています。

そんな方にはかぶせ持ちで操作しやすいマウスに変えるのがおすすめです。

たとえば、こちらのLogicoolのMX Verticalは、マウスをあえて57度傾斜させることで、筋肉の疲労を減らすことに成功したマウス。本体が大きく、自然とつかみ持ちになることでしょう。

MX Verticalは結構お高いので、もう少しお安めのものでもいいかと思います。マウスが傾斜していて、大きめのものだったらOKです。

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サンワダイレクト
人間工学 に基づいて設計された、手首にやさしい エルゴノミクス マウス です。親指が自然とフィットする深めの親指スポットと、小指を支える エルゴ エッジ構造がマウス操作をサポートしてくれます。

なかにはこんなものも。これなら指先で操作することはできないので、指は休まりそうですね。

親指トラックボールもおすすめ

かぶせ持ちは指には優しいのですが、腕や肩には負担がかかります。

このため、肩こりに悩んでいる人はトラックボールもおすすめです。

私はかつて腱鞘炎でばね指になった経験があり、同時に肩こり持ちでもあることから、トラックボールを使っています。

私が使っているのはこちらのLogicool ERGO M575です。

上位版のMX ERGOというのもありますが、ちょっとお高いので私は安いほうにしました。

親指でカーソルを動かすM575

右側がマウス、左側がトラックボールです。ぱっと見はちょっと大きめのマウスといった感じですが、カーソル操作のために本体を動かすのではなく、親指で青色の球を動かします

穴の中にセンサーがついていて、これでボールの動きを感知し、カーソルへと反映させる仕組みです。

指、腕、肩への負担が圧倒的に少ない

トラックボールの良さは、親指を除くすべての指と腕、肩を一切動かすことなくカーソル移動ができる点にあります。

親指は動かさなくてはいけませんが、マウス本体を動かすのに比べれば軽い力でボールが回るので、負担は少ないです。

腕の重みをどっかりとトラックボールに預けられるため、肩こり軽減にもつながります

慣れは必要

ただ、あまり使ったことのないデバイスでしょうから、使うのに慣れは必要です。

最初は親指がプルプルするかもしれません。。。

そうはいっても、日ごろ親指を繊細に使っているギタリストであれば、すぐに慣れて、むしろこっちのほうが動かしやすい!となるかもしれません。

もちろんマウスとの併用も

トラックボールは指や肩にやさしいといえますが、すべてにおいてマウスに対して優れているというわけではありません。

このため、トラックボールとマウスを併用し、適材適所で使うのが理想的です。

これにより、カーソル操作に使われる筋肉を分散し、より疲労を減らす効果もあるでしょう。

トラックパッドも指や肩に負担がかかる

ノートパソコンに標準的に搭載されている、タッチ操作でカーソルを動かすトラックパッド(タッチパッド)も指や肩に負担がかかります

まず、腕の重さをどこにも預けずに浮かせているため、肩に負担が。そして、指先も使いながら操作するために指も疲れるのです。

手首が変な角度に曲げられることもあり、いろいろと手に良くないでしょう。

できるだけトラックパッドでの操作は避け、マウスやトラックボールを使うことをお勧めします。

マウス操作における指の負担を減らして腱鞘炎対策を

マウスの操作による指への負担は馬鹿にできず、指の疲れを少しでも減らしたいギタリストは持ち方や種類を見直すべきです。

マウスによる指の疲れが減れば、腱鞘炎対策になるのはもちろん、練習時間が増やせる効果もあるでしょう。

ピッチャーの肩と一緒で指も消耗品です。さまざまなことに使う「商売道具」ですので大事に使ってあげましょう。

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