ギターだけじゃなく爪も乾燥する 冬はもちろん普段からネイルケアで保湿を

爪と甘皮 体のケア
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冬は乾燥でギターが危険になる季節ですが、クラシックギター弾きにとってはもう1つ乾燥に弱いものがあります。それは爪です。乾燥しやすい冬はもちろん普段からネイルケアをしておくと安心です。そんなに高くなく安い方法もあります。また、表面に塗るだけでない効果的な使い方があります。

ギターのケアに関してはこちらを参照ください:

一番安くて乾燥に効果的なのはワセリン

世の中に爪のケア用品は数あれど、一番安くて乾燥に効果的なのはワセリンです。

石油由来だけど乾燥肌に病院でも処方される安心なケアグッズ

ワセリンは石油から作られます。というと何となく不安な感じですが、皮膚科に行って乾燥肌とかかゆみが出ると処方される安心なものです。

塗ることでパラフィンの膜を作り、角質層からの水分の放出を防ぎます

においもないし安いのでまずはこれから試すのがいいかと思います。

1日に2~3回使います。特に風呂上りや、洗剤等を使った後に使うのが効果的です。

爪と指先につけることで弾くときの滑りもよくなる

変わったところでは、ギタリストの朴葵姫(パクキュヒ)さんがギターを弾くときにワセリンを使っているそうです。

ジョン・ウィリアムスやセルシェルなどの男のギタリストがよく顔の脂を爪や指先につけてギターを弾いています。これにより弦の滑りがよくなり弾きやすくなるのですが、女性はこれをやりづらいのでワセリンを使っているとか。

ギターの側面板にワセリンをつけておき、それを弾くときに塗っているそうです。

べたべたにつけると逆に弾きづらそうですし、弦にもよくなさそうなので、表面をコーティングする程度に薄くつけるべきでしょうね。

爪を育てたり補修する効果はない

乾燥を防ぐ効果はばっちりなのですが、ワセリン自体には爪を育てたり補修する効果はありません

こういった効果も必要なら他の製品を試した方がいいかと思います。

べたつかないホホバオイルも

もう1つ乾燥を防ぐの良いのはホホバオイルです。

このオイル、とにかくさらっとしているのでべたつきません。

このため、日中でも手軽に使うことができます。

私もホホバオイルを愛用しています。

乾燥を防ぐとともに爪を育てる効果もあるケアグッズ

こちらでは乾燥だけでなく爪を育てる効果もあるグッズを紹介します。

カイナ デイクリーム/ナイトジェル

クラシックギター界で有名なのはカイナの製品かと思います。

2種類あり、日中使う用のデイクリーム:

カイナ デイクリーム (BNK-001) 天然由来96.5% 4種の天然アロマ配合 高密度ネイルクリーム 20ml
Kaina
爪割れ、爪が割れやすいでお悩みの方へ。爪の保護、爪の修復、補修へ。爪にたっぷり潤いを与える天然由来成分96.5%のサラリと使いやすい高保湿ネイルクリームです。

夜寝る前に使うナイトケアがあります:

どちらも植物由来成分のみを使用し、石油系などの成分を使っていないところが安心です。

やはり値段はワセリンに比べるとお高めですが、ギタリストに向けて作ったという安心感はあります。

実際に使ってみました:

KIYORA ボディプレックス ハンド&ネイルリペア

爪の縦筋を改善する効果もあるという手と爪に使うクリームです。私は現在これを使っています。爪だけでなく指先の保湿をするのはさらにギターを弾くうえで効果があります。

詳細は以下の記事を参照ください:

無印良品 ネイルケアオイル

無印良品のネイルケアオイルは、ペン状の保湿グッズであり手を汚さずに使えるのが特徴です。

爪の裏にも簡単に塗れるので、後述する「ハイポニキウム」もしっかり保湿できます。

実際に購入したレビューはこちらを参照ください:

ドクターネイル ディープセラム

CMなどで最も認知されているのがドクターネイルのディープセラムです。

値段はかなりお高めですが、かなり広く使われていて定評がある製品です。

他の製品で効果がなかった場合はこれを試してみてもいいかもしれません。

メンソレータム プレミアムリッチネイル

有名メーカーからもネイルケア製品が出ています。メンソレータムの

上の2つに比べるとだいぶリーズナブルです。

乾燥を防ぐための使い方

これらのような爪の乾燥を防ぐケアグッズを使う際、単純に表面に塗っていないでしょうか?それだと十分に乾燥を防いでいるとは言えません。

「ハイポニキウム」に塗る

まず、爪の表面だけでなく「ハイポニキウム」に塗ることが重要です。

ハイポニキウムというのは、爪の裏側の指と爪をつないでいる半透明の膜のことです。

上の写真で爪と皮膚の間に白い部分が見えると思いますが、これです。

この部分、爪と指の皮膚の間に雑菌等が侵入するのを防いでいるのですが、非常に繊細で乾燥に弱いそうです。

また、ハイポニキウムの位置というのは爪のピンクと白い部分の境界にあり、ハイポニキウムが育つとピンクの部分が増えていきます。あまりに白い部分が長いと爪がはがれやすくなるのでここをしっかりケアすることが重要です。

なお、この膜をゴミだと思って取ってしまう人がいるそうですが、それはやめてください。。。

ワセリンなどを使うときは爪と指の間にも入れるようにしましょう。昼間は難しいかもしれないので、寝る前にやると効果的です。

爪の根元をマッサージしながら塗り込む

爪の根元には爪が成長するもとになる爪母と呼ばれる部分があります。

ここの乾燥を防ぐとともに血行を良くしてやると健康な爪が生えてきます。

このため、ワセリン等を塗ったら同時に爪の根元の皮膚との境目あたりをマッサージしてやると良いです。

爪が乾燥するきっかけがあれば使う

特に、

  • 石鹸や洗剤を使った後
  • 風呂上り

は乾燥するので、これらの後には積極的に使いましょう。

また、加齢に伴って乾燥しやすくなるので、今大丈夫だからといって安心してはいけません。

つけすぎない

頻度、量ともにつけすぎは良くありません。

用法容量を守りましょう。

冬が危険だけど常にケアしよう

乾燥は爪に起こりがちですが、爪の乾燥は季節を問わず起こりましょう。

ぜひとも日ごろからケアをして爪の健康を保ちたいものです。

爪は一日に0.1mmしか伸びず、生え変わるのに3~6か月かかるといわれています。つまり、何かトラブルが起こってからでは遅く、むしろトラブルが起こる前からのケアが大事です。

ギターの美しい音を生む要因の1つである爪をしっかり育てましょう。

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