ギター弾きはそれぞれ好みの音があり、好みの弦を使っているかと思います。その中でも人気の弦が存在するわけですが、それを逆手にとって人気の弦の偽物を作っている業者があるそうです。ニッチな市場にもいるものなのですね。。。
以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています
https://cooksealphoto.com/%E5%BC%A6%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%83%B3%E3%80%81%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81/
プロアルテで多く報告されている偽物弦
この偽物弦は海外のクラシックギター情報掲示板で話題になっています。
見た目は普通のダダリオのプロアルテなのですが、張ってみると音が全然違うそうです。調べてみたところ模造品だったとか。。。
せっかく新しい弦に張り替えたのにそれでは悲しいものがあります。
サバレスやハナバッハでも報告あり
また、プロアルテだけではなくサバレスやハナバッハでも偽物があるという報告もあります。
人気になるとそれを利用する輩が出てくるというのは悲しいことです。
どうやって偽物を見分け自衛するか?
それでは、クラシックギター弾きはどのように偽物の弦を見分けれ良いでしょうか?
信頼できる店/業者から買う
一番安心なのは信頼できる店や業者から買うことです。
正規品をダダリオなどのメーカーや正規輸入代理店から直接仕入れてる店は偽物が混入することがないでしょうから安心です。
一方、オークションやフリマなどで売っているものは、すべてがではないでしょうが、偽物が混入しているリスクは避けられません。
アマゾンの場合もアマゾンが直接売っているものは問題ないですが、他の業者がアマゾンで売っている弦は一応評判などを確認した方がいいかと思います。
やたらと安い価格で売られているものは注意
弦を作るには材料費、開発費、人件費、輸送費、税金など様々なお金がかかります。このため、きちんと丁寧に作られた弦がある程度の値段がするのはしょうがないことです。
逆に、一般的な市場価格から比べて嘘みたいな値段で売られているものは怪しいところがあります。
もちろん、閉店の店から安く大量に仕入れたとか、製造されてから長時間立っているとか、理由がある場合もありますが、世の中儲からないのに安く売るからには何かしらの理由を考えておくべきです。
パッケージが正規のものと違うものは注意
上記の掲示板ではサバレスやハナバッハの偽物はビニールの袋に入っていて紙の装飾されたパッケージがなかったそうです。
業者は一般向けでなくバルク品だからこのパッケージだといっているそうですが、いつものパッケージの見た目と違うものは注意すべきかと思います。
ただ、バラ弦で売っているメーカーはこういう売られ方をするケースがないとは言えないので、完全にNGとは言えないのが難点です。。。
また、プロアルテの偽物はぱっと見は本物と変わらないそうです。
ダダリオ/プロアルテの場合はコードで正規品かどうか判定できる
ダダリオは偽造品の問題に気付いており、製品内のコードを入力することで正規品か偽造品か判定できるサイトを用意しています:
ダダリオの弦のパッケージ内にはこんな感じのコードがついています:
これを上記のサイトで入力すると正規品か偽造品か判定してくれるそうです。
今のところ他の弦メーカーはこのような仕組みは用意していないようです。
できるだけ安く買いたい気持ちはわかるけど
上の海外掲示板では、偽造品の報告はe-bayやアマゾンのマーケットプレイスなどで多く報告されています。
これらのサイトでは非常に安く弦が売られているケースがあるのは事実ですが、経済の原理を考えるとそんなにいい話は簡単に転がっているものではありません。
ギター界の発展を考えてもやはりここは信頼できる店で買うべきかと思います。
といっても、ネット通販がすべてだめというわけではなく、ネット通販でもアマゾンが直接売っている場合とか、評価がしっかりしている店は問題がないかと思います。
いずれにせよ、偽造品が世の中に存在しているということは頭の中に入れておくべきではないでしょうか。