弦の評価: クリエイション カンティーガ プレミアム ハイテンション(510MJP)

4.0
カンティーガプレミアムとカンティーガの包装

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2018年11月に発売になったサバレスの新製品であるカンティーガプレミアムを購入しました。

早速レビューしていきたいと思います。

以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています

巻線が新しくなった低音弦

まずカンティーガ プレミアム(Cantiga Premium)について復習すると、プロの間でもよく使われているカンティーガ(Cantiga)の巻線を改善したモデルになります。

カンティーガ自体低音弦しかないので、カンティーガプレミアムも低音弦のみとなります。

高音弦としてはニュークリスタルやアリアンスを組み合わせた3種類がセットとしてラインナップされています。

サバレス(Savarez)の公式サイトには長寿命が売りにされており、日本の代理店では重厚な音がアピールされているようです。

詳細はこちらの記事を参照ください:

https://cooksealphoto.com/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%81%AB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0premium%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%8C%E7%99%BB%E5%A0%B4-%E6%96%B0/

パッケージは豪華だけど相変わらず空気を遮断する包装は無し

カンティーガプレミアムとカンティーガの包装

こちらがパッケージになります。今回は低音弦だけ買いました。カンティーガプレミアムのノーマルテンションとハイテンションを買っています。一番下は普通のカンティーガのハイテンションです。

見ての通り、文字が金色で書いてあって一色刷りのノーマルモデルに比べると豪華です。

ただ、オーガスチンやプロアルテでやられている空気を遮断するパッケージではなく、相変わらず紙のパッケージに裸で弦が入っています。

そう簡単には錆びないとい自信の表れなのかもしれませんが。。。確かにこれまで使う前に錆びていたということはありません。

気になる方はこんな感じで保管した方がいいかもしれません:

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サバレス カンティーガ プレミアム(Savarez Cantiga Premium)のパッケージの裏

こちらがパッケージの裏です。多色刷りになってフランスの国旗がカラーで印刷されています。

見た目の違いはよくわからない

早速中を開けてみました。

サバレス カンティーガ プレミアムとカンティーガの6弦(ノーマル、ハイテンション)

すべて6弦なのですが、どれがどれだかわかりますでしょうか?

正解は、

  • 上がカンティーガプレミアムのノーマル
  • 左下がカンティーガプレミアムのハイ
  • 右下がカンティーガのハイ

です。

ノーマルとハイは太さでかろうじてわかりますが、プレミアムか否かは見ためからはわかりません

カンティーガとプレミアムの4弦

こちらは4弦です。末端処理まで同じなので、ぱっと並べられてどっちがどっちかあてられる自信はありません

触った感じはプレミアムの方が少し硬いような

一方、触ったり曲げてみたりすると、なんとなくプレミアムの方が少し硬いような気がします。

芯線は同じカンティーガコアとのことなので、巻き線の特性の違いでしょうか?

この硬さが重厚さにつながっているのかもしれません。

オーガスチンの青のような豪華な低音

ようやくハイテンションの方を張れました。

  • 1,2弦がニュークリスタル(ハイ)
  • 3弦がアリアンス(ハイ)
  • 4~6弦がカンティーガプレミアム(ハイ)

なので、クリエイションカンティーガプレミアムのハイテンションのセット(510MJP)です。

まず張っているときに気づいたのは、やはり弦が硬めだということです。

通常のカンティーガはどちらかというとしなやかな弦で張っているときも巻弦とは思えないほどよくしなるのですが、プレミアムの方は昔ながらの低音弦のようにしっかりとしています

このためか、音も重厚で輝きが強いです。カンティーガはどちらかというと重厚さと輝きというよりは、バランスの取れていて厚みのある音が特徴でした。プレミアムはそれに輝きが加わって音量も強くなっているように思います。イメージとしては荒々しくないオーガスチンの青、といったところです。

まだ張った直後なのでここからどうなるか楽しみです。カンティーガは張った直後よりも少し経った時の方がはっきりした音が出ていたので、重厚さと輝きが良い意味で落ち着いてくれるといいかなと思います。

(追記): 輝き、というかギラギラした音は1,2日で落ち着きました。程よい輝きと重厚な音がありながらコントロールもしやすいです。

張りは強め

一方、弦の感触が硬かったことからも分かるように、ちょっと張りは強めな感じです。

全然歯が立たないというわけではありませんが、ノーマルのカンティーガと同じ感覚で弾くと違和感があるかもしれません。

まあ、これだけ重厚感が出ているのでしょうがないところではあるんでしょうね。

プロの間でも評判の寿命

張ってから一週間ほどたちましたが、今のところ音が落ち着いてから劣化したという印象は受けません。

プロの間ではかなり評判がいいらしく、今までは一回のコンサートで低音弦がへばっていたのが複数回やっても大丈夫だ、など寿命について肯定的なコメントが多くTwitter等に投稿されています。

張ってから3週間ほどたちましたが、確かに寿命が長い気がします。だんだんと音の輝きはなくなってきましたが、音の芯はしっかり残っています。

カンティーガとカンティーガプレミアムの3週間後

写真ではわかりづらいですが、左が普通のカンティーガ、右がカンティーガプレミアムです。どちらも3週間たったものですが、カンティーガはコーティングが取れて銅の色が出ていますが、プレミアムは中の銅が露出していません。物理的にも耐久性があるようです。

まとめ

張った直後の感想としてはいい意味で普通のカンティーガとは違う音になり面白いです。

価格は普通のカンティーガに比べて+290円なので、これでうたい文句通りの長寿命であればお買い得なのかな、と思います。

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