コロナウイルスの影響で楽器のレッスンもリモートで行う人が増えています。そのためによく使われているのがZoomですが音質がいまいちという感想が多いのが難点でした。そんな中、Zoomが音楽教育向けの高音質通話モードを実装したというニュースが。どのようなモードなのでしょうか。
48kHz/192kbpsでの通話が可能
この高音質通話モードではモノラルで48kHz/96kbps、ステレオで48kHz/192kbpsでの通話が可能となります。
用途はまさに音楽教育というからリモートレッスンにピッタリのモードです。
ちなみに、通常のモードではサンプリング周波数は32kHz/48kbps、かつモノラルなのでかなりの向上です。
相当自信があるのか、プロ向けのオーディオインターフェイスやマイク、ヘッドフォンの使用を奨めているのだとか。
エコー除去などのポストプロセス機能も無効化
さらに、音をそのまま伝えるという意味で不要なエコー除去などのポストプロセスも無効化されているそうです。
音声で通話する分には便利なエコー除去ですが、楽器の音を伝えるには余計な機能です。これが取り払われるというのはありがたいですね。
WindowsとMacのクライアントに実装、設定のオーディオから設定可能
この機能は「オリジナルサウンド」と呼ばれ、WindowsとMacのクライアントに実装されます。
設定は「設定」→「オーディオ」から「インミーティングオプションをマイクから”オリジナルサウンドを有効にする”に表示」で設定できます。
スマホ版はどうなのかについては情報がないため、今のところ実装されていないのかもしれません。帯域が限られるスマホでは優先されない機能と判断されているのかもしれません。
ますますリモートレッスンがはかどる時代に?
Zoomをはじめとするリモート会議システムの企業はオンラインでの楽器レッスンの需要にも注目しているようで、このような機能が搭載されるのはうれしいですね。
ますますリモートレッスンがはかどる時代になるのかもしれません。こちらの記事も参考にしてください:
さらにVRとか組み合わせれば最強ですが、、、それはまだ遠い未来のことでしょうか。