ギター弾き、特にクラシックギター弾きにとって腰痛はある意味宿命です。
足台を使った場合はもちろん、ギターレスト等を使っても左右非対称の演奏スタイルは体に負荷をかけます。
そんな腰に爆弾を抱えたギタリストの一人である私が試して一番効果があったのがこの骨盤職人です。
オール木製の器具でツボを押す
一言でいうなら骨盤職人は木製のツボ押し機器です。
そんなのよくあるじゃないかと思いますが、なんというか、作りこみが違います。
本体はこんな感じで、台座と、それに刺す球体がついた部品からなっています。どちらも無垢の木っぽいです。普通は合板だったり木でなかったりしますが、そこからしてこだわっています。
横から見るとこんな感じです。真ん中がへこんでいますが、個々の部分がポイントです。丸い部分を腰に当てた際に、お尻がへこみのところにはまり、ツボ押しを邪魔しません。
旅行等に持っていくための袋もついています。でも、ちょっとかさばるのでたぶん私は持っていきません(笑)。
使い方は上に乗って体を揺らすだけ
使い方は簡単です。
まず、押したい部位に合わせて位置を調整して丸い部品を本体に刺します。そして、その上に体を横たえ、体を揺らすだけです(詳細はこちら)。
正直、最初は痛いです。こんなに痛くていいのか?と思いながらやりました。でも、自分の体重でやっているので、調整ができます。
腰の違和感が軽く
ホームページを見てもレビューを見ても疑いたくなるくらいいいレビューしかありません。これまでにもそんな器具を買ってはいまいちだったということを繰り返してきたので、今回の骨盤職人も正直疑い半分でした。
でも、一回使ってわかりました。使い終わって起き上がった時にすでに腰の違和感が軽くなってました。
長いことギターを弾いているので腰の違和感は慢性的になっていて、ほとんど何も感じなくなっていたのが正直なところです。でも、骨盤職人を使ってわかりました。ずっと違和感を抱えて、そこをかばっていたのだと。
また、ほかにも「かたお」というマッサージ機器を試したこともありました。
これはこれで気持ちよかったのですが、全然違います。かたおは気持ちいだけですが、骨盤職人は楽にしてくれます。
続けていくと最初は痛かったのがだんだん気持ちよくなってきました。これはほぐれてきたのでしょうか?それとも何かいけない世界に入ったのでしょうか?
過去にはぎっくり腰にもなったことがあるのですが、これを続けていれば今後はならずに済む、といいなあ。
腰以外にも首、肩などにも
この骨盤職には腰や背中、骨盤に向けた商品ですが、丸い球体の位置を変えたりすることで様々な部位に使えます。
私がやって気持ちよかったのは首です。これも痛いのですが、だんだん痛気持ちよくなってきます。
でも、腰ほどの劇的な効果はありません。というか、腰がすごいです。
腰痛を抱えるすべての人に
クラシックギター弾きにお勧めと書きましたが、腰痛を抱える万人にお勧めです。
唯一のネックは価格です。定価で6000円(税抜)します。無垢の木を使ってたり、形にもこだわっているのでしょうがないのでしょうが、電気で動くわけでもないマッサージ機器の中では高価な部類かと。
軽く試してみようとはならないかもしれませんが、長年腰痛に苦しんで救いを求めている人にはぜひ試してほしいです。
(追記):今度は腱鞘炎でばね指になったのでそのことを書きました。