クラシックギター関連CD/配信音源新譜情報です。主にAmazon Music Unlimitedに新登場したものを紹介していきます。
この記事で紹介している音源はすべてAmazon Music Unlimitedで聴き放題です。無料期間があるので気軽に始められます。また、CDやMP3での購入も可能です。
記事内には試聴用のリンクも張っていますので、曲の冒頭が無料で聴けます。
David Jacques “14 Histoires de guitares” – おすすめ!!
1つのアルバムの中で14ものギターを使い分けているというなかなか興味深いアルバムです。
1つのアルバムの中で14ものギターを使い分けているのは初めてなのだとか(そりゃそうですよね)。
使われているのは以下のギターです:
- Alexandre Voboam (1665ごろ)
- Pracht (1776);
- Marcus Obbo (1806, chitarra battente)
- Villaume et Giron (1798, theorbo-guitar)
- Mast (1810, lyre-guitar)
- Joaquin Pagés (1820)
- René Lacôte(=ラコート) (1835)
- Aubry-Maire (1830)
- Guiot (1846)
- Vicente Arias (1886)
- Anton Stauffer(=シュタウファー) (1840)
- Louis Panormo(=パノルモ) (1832);
- Antonio de Torres(=トーレス) (1887)
- Daniel Friederich(=フレドリッシュ) (1972)
400年近く前のギターからラコート、シュタウファー、パノルモ、トーレス、フレドリッシュと、まさにクラシックギターの歴史といっても過言ではないラインナップです。
しかも、それぞれのギターを使ってそれぞれのギターが作られた時代の曲を弾いています。
必ずしも年代順に曲が並んでいるわけではないので、こちらのページで年代を見ながら聴くと良いかと思います。
色々な時代のギターの音が聴けて大満足の一枚です。お勧めです。
Emanuele Segre “Italian Guitar Concerts”
イタリアのギタリストであるEmanuele Segreがイタリア人の作曲家のギター協奏曲を弾いたアルバムです。
アルバムに収録されているのはヴィヴァルディ、ジュリアーニ、Giovanni Sollima, Carlo Boccadorといったイタリアの作曲家たちです。
録音のせいかちょっとギターの音がキンキンするのが気になりますが、普段あまり聞かないようなギター協奏曲が楽しめて面白いです。
Duo Kitharsis “Plays Chopin”
ルーマニアのギターデュオであるDuo Kitharsisがショパンの曲をギターに重奏にアレンジした曲を弾いているアルバムです。
ショパンのピアノ曲の名曲を集めたアルバムになっています。
ショパンのピアノ曲ってギターにあっているんだなぁと感じさせるアルバムです。ギターソロのショパンの編曲もいろいろありますが、やはり原曲が両手で弾いている分、デュオの方が無理がなく余裕をもって弾いているように感じます。
デュオの音も非常に優しく美しく、ショパンに合っているように思います。