最近はサブスクリプション型の音楽配信サービスがメジャーとなっており、Amazon MusicやSpotify、Apple Musicといったサービスが日本でも流行しています。しかしながら、聞きたいアルバムやアーティストが出てこないという悩みがないでしょうか?実はそれ、検索できていないだけなのかもしれません。
だんだん利用率が高まってきたサブスク型音楽配信サービス
サブスク型の音楽配信サービスは意外と昔からありますが、世の中で流行してきたのはここ最近のような気がします。
ジャストシステムの調査によると、サブスク型音楽配信サービスを使ったことがある人の割合は15.5%で、年代別にみると10代(37.0%)、20代(23.5%)、30代(17.5%)、40代(10.0%)、50代(9.5%)、60代(6.0%)だそうです。
若い人ほどよくサブスク型音楽配信サービスを使っていることがわかります。
私自身も若くはありますが、長いことAmazon Music Unlimitedを利用しており、趣味のクラシックギター音楽の視聴に非常に便利だと感じています。特に海外はサブスク配信が一般的なおかげで、海外アーティストの音源が手軽に聴けるのがありがたいですね。
日本人アーティストが見つからない
ところが、特にクラシック音楽において、日本人アーティストが思ったように見つからないことがよくあるように感じます。
アーティスト自体は見つかるけど聴きたいアルバムがなかったり、あるいはアーティスト自体が見つからなかったりと、せっかくのサブスク型音楽配信サービスが活用できずに残念に思うことも。
そもそも音楽配信NGのアーティストもいますし、レーベルやアルバムによってもNGだったりするので、しょうがないといえばしょうがないのですが、何千万曲もあるといいながらこの状況はちょっと残念です。
曲自体を探すのはこちらの方法でできるようになりましたが、アーティストがそもそもないとお手上げでした。
日本人アーティストの名前をアルファベット(ローマ字)で検索したらかなり増えた
ある日、ふと日本人アーティストでも海外でアルバムを出していることがあるからアルファベットで検索したらどうだろう?と思い検索してみました。すると、これが大ヒット。今まで見つからなかったアルバムがどんどん見つかりました。
たとえば、「福田進一」で検索すると、映画「マチネの終わりに」の関連のアルバムしか出てきません:
一方、「Shin-ichi Fukuda」で検索するとほかにも多くのアルバムが出てきます:
あるいは、「猪居亜美」で検索するとこの2枚だけですが:
「Ami Inoi」で検索するとさらにもう1枚アルバムが出てきます:
これはそもそも各アルバムに登録してあるアーティスト情報がまちまちであることが原因です。つまり、「福田進一」と「Shin-ichi Fukuda」が別人として登録されているわけですね。
サブスク業者というよりは、そこに情報を提供しているレーベルの問題のような気もしますが、なんにしても利用者にとっては不便なことです。
ひどいところでは、「daisuke suzuki」で検索すると「鈴木大介」と「鈴木大輔」というアーティストが出てきます。正しくは前者のはずなのですけどね。。。
レーベルを超えた統一アルバムデータベースを作ってほしい
ここまでサブスク型の音楽配信サービスがメジャーになってきたので、ぜひ音楽業界はレーベルを超えた統一のアルバムデータベースを作ってほしいと思います。
まあ、膨大な音楽があるので現実的には難しいでしょうが、せめてアーティストの方はぜひ登録が間違っているときは修正を依頼してほしいです。
せっかくの素晴らしい音楽が「見つからない」という理由で聴かれないのは残念です。差し当たってはユーザー側が工夫で乗り切るしかないですね。