ミクロの繊維で汚れをキャッチ!洗濯も可能!ベリーマX使用のクロス「モーリス MCC2」で脂汚れも拭き取ろう

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モーリス MCC2のパッケージ ギター用品

ギター用のクロスといえばセーム革が有名ですが、化学繊維も負けていません。モーリスのクリーニングクロス「MCC2」はベリーマXというミクロの繊維を使用し、脂汚れもしっかり拭き取れます。また、洗濯もできるので経済的です。

ギター用のクロスといえばセーム革、だけど高い

ギターに限らず、楽器全般や高級品を拭くための布として使われるのがセーム革です。

これは鹿の革をなめした布であり、特にキョンという種類の鹿を使ったものは0.00000015mmの極細繊維で優しくかつしっかりと汚れを拭き取ってくれます。

しかしながら、良いセーム革は一般的に高いです。

たとえばHOSCOのキョンのセーム革は定価6,600円です。

HOSCO[ホスコ] キョンセーム革クロス KCL-WS Sサイズ
HOSCO ホスコ
『拭く』効果と同時に『磨く』効果が得られる、キョンセーム革クロス

天然素材かつ希少なキョンなのでこの価格になるのは仕方ないのでしょう。

一方、1,000円ほどの安いセーム革もAmazonなどで売られています。

あまりにも価格差がありすぎて、ちょっと安い方に手を出すのは怖い気もします。

また、セーム革には分厚くて柔軟性に劣る面があり、細かいところは掃除しにくいという欠点もあります。

ベリーマX使用の「モーリス クリーニングクロス MCC2」を使ってみた

最近は化学繊維も進化しているだろうということで、人気の化学繊維使用クリーニングクロスを使ってみました。

それが、モーリスのクリーニングクロス MCC2です。

お値段は定価1,100円、実売では800円台から900円台となっており、セーム革よりもリーズナブルです。

超極細繊維「ベリーマX」を使用

モーリス MCC2の特徴は、「ベリーマX」という化学繊維を使っているところにあります。

これは2~5ミクロンという直径の超極細繊維であり、地球一週分の長さにしても453gにしかならないという先端素材です。

髪の毛の太さが80ミクロンなので、いかに細いかがわかるでしょう。

一般的にクリーニングクロスの繊維は細ければ細いほど微細な汚れもとらえられ、かつ拭いた面を傷つけにくいです。

カメラレンズ用のクロスにも使われる素材

ベリーマXはその繊維の細さを生かし、カメラレンズ用のクロスとしても使われています

傷が命取りとなるカメラ用のレンズに使われるということは、それだけ拭いた面を傷つけにくいということなのでしょう。

くさび状断面構造で汚れをキャッチ

このベリーマXのもう1つの特徴が、以下の画像のように繊維が花のような形になっている点です。

これにより、汚れを構成している微粒子を繊維の間に確実にとらえ、かつ再付着を防止します。

脂汚れにも対応

手に持って使う楽器には、ほこり以外にも、手についた脂汚れが付着します。

ベリーマXは水性の汚れだけでなく油性の汚れにも対応しているので、そのような汚れもかんたんに拭き取り可能です。

吸水性も高い

ベリーマXには吸収性が高いという特徴もあります。

このため、水分に弱い塗装面から、体から出た汗や水蒸気を拭き取るのにも適しています。

特に、高級ギターに使われるセラック塗装の白濁を防ぐのに役立つでしょう。

洗濯も可能

ベリーマXは洗濯可能ですので、汚れても何度でも洗って使うことができます

洗うことで性能が落ちることはないとされており、気になったらすぐに洗うことが可能です。

セーム革の場合、優しく洗う必要がありますが、ベリーマXは化学繊維なので気軽に洗えるのではないでしょうか。

柔らかい繊維のさわり心地が最高

実際に購入したモーリス MCC2のパッケージがこちらです。

クロスを触ることができる窓があり、店頭などで実際に触って感触を確かめることができます。

パッケージ裏にはベリーマXの特徴が書かれています。

大きさは30x40cmで、ギターを拭くには十分な大きさです。むしろ、少し大きめかも。

布の表面は以下の写真のようになっています。

短い起毛状になっており、ペラペラのめがね拭きや楽器用クロスとは全然違います。

いかにも柔らかく、楽器を傷つけずに拭けそうです。

なめらかな拭き心地、なのにしっかり手の汚れが落ちる

実際に楽器をモーリス MCC2で拭いてみた感想としては、非常になめらかな拭き心地で気持ちよく乾拭きできるというものです。

安いクロスだと引っかかりが起き、力を入れないと拭けない場面もありますが、モーリス MCC2には全くそんなことはありません。

軽い力ですいすいと楽器を拭くことができます

それでいてしっかりと汚れを落とすことが可能で、ネック裏やギターの肩部分といった指や手が直接触れて脂汚れがつきやすい場所がかんたんにピカピカになります

拭いた後は明らかに指で触れた感じがつるつるになり、ギターが弾きやすくなりました

私はこれまでフェルナンデスのクロス(WCS Polishing Cloth 625S)やギターを買ったときについていたクロスを使っていましたが、それらとは全然違います。

ギターの弦を拭くのにも良いかも

ベリーマXには繊維落ちがないという特徴があります。

また、脂汚れや水分をしっかりと拭き取れるという点から、弦を拭くのにも良いかもしれません。

弦には指の脂汚れや水分が付着し、それが錆や不良振動の原因となり音が悪くなります。

以下の記事で紹介しているような弦を拭くための道具もありますが、モーリス MCC2を2枚用意して1枚は弦を拭くように使うというのもありかもしれません。

安いのにしっかりと汚れが取れるモーリス MCC2はおすすめ

楽器を拭くのにベストなクロスはセーム革ですが、高価だったり、分厚くて使いづらかったりするという欠点があります。

その点、モーリス MCC2はベリーマXという先端素材を使い、安価なのに扱いやすく拭きやすいというクリーニングクロスです。

楽器本体以外に、弦を拭くのにも良いでしょう。

洗濯で繰り返して使えるため、とりあえず1枚持っておいても損はないかと思います。

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