チューナーなどの楽器アクセサリーで有名なKORG(コルグ)がクラシックギターを発売しました。「OCCITANIA(オクシタニア)」と呼ばれるシリーズで、安い価格設定なのに全モデルで表面板に単板を使っているのが特徴です。初心者が初めて買うギターとしても良いかもしれません。
当サイトの初心者向け情報は以下にまとめられています。
また、楽器に関する情報は以下を参照ください。
安価なのに単板使用の「OCCITANIA(オクシタニア)」シリーズ
KORGが発売したOCCITANIAシリーズは、最も安いモデルでも表面板に単板を使っている点がこだわりのクラシックギターです。
フランスの弦楽器制作者である、モーリス・デュポン氏によって設計・開発されています。
全部で4つのモデルが用意されています。
OC70シリーズ
OC70はOCCITANIAシリーズの中で最も安いモデルです。
価格は3万円以下とかなりリーズナブルなのですが、表面板にエンゲルマン・スプルースの単板を使っています。
背面と側面はさすがに合板のサペリですが、この価格としては優秀なのではないでしょうか。
塗装はサテンを使い、オープン・ポア仕上げとなっています。
ラインナップは全部で4種類です。
モデル名 | 特徴 |
OC70 | 弦長650mmの標準モデル |
OCL70 | 左利きモデル |
OC70-HIT | チューナー内蔵モデル |
OC70-3 | 弦長614mmモデル |
OC70-3-HIT | 弦長614mm 、チューナー内蔵モデル |
OC88シリーズ
OC88シリーズは、OC70シリーズの塗装をグロスフィニッシュにし、裏板と側面板をカヤの合板にしたモデルです。
このモデルではカッタウェイ仕様もラインナップされています。
モデル名 | 特徴 |
OC88 | 弦長650mmの標準モデル |
OC88CE | カッタウェイモデル |
OC118シリーズ
OC118になると、表面板がレッドシダー単板になります。
ほかの仕様はOC88と変わらないのにちょっと高いので、グレードの高いレッドシダーを使っているのでしょうか。
モデル名 | 特徴 |
OC118 | 弦長650mmの標準モデル |
OC118CE | カッタウェイモデル |
OC170シリーズ
OC170シリーズはOCCITANIAの最上位モデル、と思いきや、OC118とあまり値段が変わりません。
OC118とOC170の違いは、裏板と側面板が、カヤ合板からマホガニーとカヤの合板になった点のようです。
また、塗装もグロスからサテンのオープン・ポア仕上げとなり、より木の質感が楽しめるようになっています。
モデル名 | 特徴 |
OC170 | 弦長650mmの標準モデル |
OC170CE | カッタウェイモデル |
初心者の初めてのギターや、気軽に演奏するギターとしていかが?
OCCITANIAシリーズは、表面板に単板を使いながら、価格が3万円を切るところから高くても4万円前半と、リーズナブルな価格設定が魅力のクラシックギターです。
安くても設計や開発はフランスの弦楽器制作者がおこなっており、高い音質が期待できそうです。
初めてクラシックギター買う人や、気軽に演奏できるギターを求めている人におすすめといえるでしょう。