現代人はパソコンやスマホなどで指を酷使する環境に日々置かれています。その上ギターなどの楽器を演奏すると指に負担がかかり、疲れはもちろん、肩こりや腱鞘炎につながることもあるでしょう。私も長年指の疲れや肩こりでなかなか長時間ギターが練習できないという悩みを持っていましたが、「バンテリンコーワ リカバリー アームスリーブ」を使い始めたところ改善されたのでレビューしたいと思います。
指を酷使しがちな現代人
現代人はとかく指を酷使しがちです。仕事でパソコンを使い、プライベートではスマホを使い、と毎日指に大きな負担をかけています。
さらにギターなどの指を使う趣味を持っていると、休日であっても指を使うことになるでしょう。
この結果、指がうまく動かない、すぐに疲れて長時間演奏や練習ができないという悩みが出てきます。
さらに悪化すると肩こりや腱鞘炎につながるかもしれません。
私も長年肩こりに悩まされており、ひどくなると首や頭皮にまでコリが伝播する状態でした。
腱鞘炎も以前やったことがあり、もう2度とあんな経験はしたくないと思っています。
バンテリンコーワ リカバリー アームスリーブとは?
指の疲れを改善するものが何かないかと探していたところ、「バンテリンコーワ リカバリー アームスリーブ」という商品を見つけました。
なかなか面白いコンセプトの商品だったので試してみたところ、予想以上に効果が高かったのでご紹介したいと思います。
「筋肉のブレを抑えて、疲れにくくする」がコンセプト
この商品のコンセプトは、「筋肉のブレを抑えて、疲れにくくする」です。
人間は指や腕を動かす際、必ずしも必要最小限の筋肉の動きで実現しているわけではありません。
場合によっては無駄な動きが発生したり、ブレが発生したりし、それが余計な疲れにつながっているといいます。
そこでバンテリンコーワ リカバリーは2つの特徴で疲れを減らそうとしています。
1つ目は全体着圧機能。
軽い圧をかけることで筋肉や脂肪の無駄な動きやブレが抑制されるそうです。
指を動かすための筋肉は指にはほとんどなく、大部分が腕にあるため、この機能は指の動きにも役立つでしょう。
もう1つがテーピングライン入り設計。
スポーツ選手がテーピングをおこなっていることがありますが、それと同じような効果を手軽に得られるようになっています。
吸放湿性に優れたライクラ(LYCRA)素材を使用
腕を締め付けるとなると梅雨や夏の時期は暑そうに感じるかもしれませんが、バンテリンコーワ リカバリーにはライクラと呼ばれる吸放湿性に優れた素材を採用しています。
見た目よりも着け心地はずっと快適です。
さらに縫い目がないシームレス構造のため、ゴワゴワした感触もなく快適に利用できます。
3種類のサイズと12色のカラーをラインナップ
バンテリンコーワ リカバリー アームスリーブには3種類のサイズと12色のカラーバリエーションがラインナップされています。
サイズはS~M、M~L、LL~3Lの種類で、それぞれ肘から10cm上の腕の外周で最適なサイズが決まります:
- S~M:21~27cm
- M~L:27~34cm
- LL~3L:34~41cm
細めの方から太目の方まで多くの方が利用できそうです。
カラーバリエーションはなんと12色:
カラフルなスポーツウェアに合わせやすいようになのでしょうが、とにかく豊富です。
バンテリンコーワ リカバリー アームスリーブを実際に使ってみた
私が実際にこの商品を使ってみた感想を紹介します。
私はS~Mサイズのコスモブラックを購入しましたが、実際に着けたときの見た目はこんな感じです:
1パッケージでで両腕分がついてきます:
確かに疲労感が違う
バンテリンコーワ リカバリー アームスリーブを実際に使ってみた感想は、確かに疲労感が少なくなるというものです。
同じ時間パソコンやギターで指を使っても、以前は頭皮にまでコリが来ていたところが、肩こりすらほとんどありません。
おかげでギターを練習できる時間が長くなり、より演奏を楽しめるようになりました。
アームカバーとしての効果も
この商品は腕を大きく覆うため、ギター演奏時のアームカバーとしても使えます。
素肌でギターに触れると特に高級なギターで使われるセラック塗装の場合は白濁してしまいます。
バンテリンコーワ リカバリー アームカバーを使えば指の疲れを減らせる上に塗装も守れて一石二鳥です。
ライクラはポリウレタンでありゴムではないので、セラックはもちろん、ラッカー塗装でも問題なく使えると考えられます。
指は少し動かしづらくなる
欠点はこのアームスリーブをつけていると指が少し動かしづらくなるという点です。
「筋肉の余計な動きやブレを抑制する」ということは筋肉の動きを制限しているのでしょうから、やはり着けていないのと同じようには動かせないのでしょう。
ただ、余計な動きを抑制しているということは、このアームスリーブを着けている状態で動かせる筋肉こそが本当に動かすべき筋肉だともいえます。
逆に動かしづらくなった筋肉は本来動かすべきでないか、あるいは動かしすぎているのでしょう。
結果的には正しい筋肉の動かし方を覚えることができ、アームスリーブを外した状態でも疲れを減らせるようになるかもしれません。
ちなみに私の場合は当初動かしづらさを感じていましたが、3,4日で慣れました。
慣れるまで腕にかゆさを感じる
このアームスリーブはコンプレッションウェアなので、ある程度腕を締め付けた状態で着用します。
締め付け具合はまったくきつくなく、血が止まりそうとか、腕が苦しいとかいうことはありません。
ただ、ずっと同じところが腕にあたっているせいか、着けてからしばらくは腕にかゆさを感じました。
こればっかりは慣れるしかないでしょうね。
正しい向きや位置がわかりづらい
これも慣れではあるのですが、着用時の正しい向きや位置がわかりづらいと感じました。
公式サイトでは下図のように、テーピングラインの丸い部分がひじの出っ張りにくるように指示しています:
筋肉に合わせてテーピングラインの位置が設計されているのでこの指示を守ることは重要です。
ただ、普通の人は自分のひじ頭を見るのは容易ではなく、丸い部分がぴったりひじ頭に来ているか簡単に確認できません。
最初は鏡で確認するか家族などに見てもらい、自分なりの目安を見いだしていくしかなさそうです。
指を酷使する現代人や楽器奏者におすすめのアームスリーブ
バンテリンコーワ リカバリー アームスリーブを使ってみて、パソコンやスマホを酷使しなくてはならない現代人や、楽器奏者におすすめの疲労低減グッズだと感じました。
明らかに疲労感が違い、肩こりなどが抑えられ、より長時間快適に指を使えます。
ギターの場合は肌が楽器に直接触れないようにするアームカバーの機能も得られるため一石二鳥ですし無駄になりません。
指の疲れや肩こりに悩んでいたり、もっと長時間練習や演奏をしたいと考えていたりする方はぜひ試してみてください。