練習の時はギタースタンドを使うと便利 選び方とおすすめのスタンド

現代ギターのギタースタンド GGWS-1S ギター用品
記事内に広告が含まれています。

クラシックギターを練習するときは座って弾くと思いますが、ふと手の届かないところにある何かをしなくてはいけないときに困ります。ギターを床に置いたら危険だし、ケースに入れるのは面倒だし。。。そんな時に役に立つのがギタースタンドです。

ちょっと動きたいときに邪魔になるギター

クラシックギターを練習しているときは特にその大きさに困ることはありませんが、動かなくてはいけないときには厄介な大きさです。

たとえば、

  • 手元にない楽譜を取りに行きたい
  • 何か飲み物を飲みたくなった
  • 宅配便などの急な来客

などがあった場合、ギターを持ったまま行くのは邪魔なので置いていきたくなります。

しかしながら、床に転がしておくのは危険だし、ケースに戻すのは面倒だし。。。置き場所に困ってしまいます。

また、楽譜に何かを書きたいときや爪を磨きたくなった時もギターを手放した方がやりやすいです。

ギタースタンドに置くと安全だし取り出しやすい

そんな時、ギタースタンドが手元にあると便利です。

スタンドがしっかりギターを保持してくれれば転倒の危険は少ないですし、立ったままだと置くのも取り出すのも便利です。

世の中には多くの種類のスタンドがありますが、私の経験上、おすすめのスタンドとおすすめでないスタンドについて書きたいと思います。

ネックを支えないスタンドはNG

まず最初に書きたいのはネックを支えないスタンドはNGであるという点です。

たとえばこんなやつです:

このタイプ、ギターを傾いたまま置くとギターが滑ってそのまま倒れる危険性があります。

重めのエレキギターならいいかもしれませんが、軽い上にボディ部分は板厚が薄くて軽いクラシックギターは重心が高く、危険性が高いです。

また、この手のスタンドは塗装への影響が心配でゴム部分に布などをつけたくなりますが、それがさらに倒れやすさを増します。

このため、ネックを支えてくれないスタンドは私はおすすめしません。というか、昔使っていて何回もひやひやしました。

追記:NG、と思っていましたが、こちらのGuitto GGS-01は安定性が高くておすすめです。

ギターの裏板が当たる部分が特殊な形状になっており、ずれにくくて安定しています。

やっぱりお尻とネックを支えてくれるタイプが一番

このため、やはりギターのお尻とネックを両方支えてくれるタイプが一番です。

このタイプで気を付けなくてはいけないのは塗装への影響です。

特にラッカーはゴム系の滑り止めに当たると溶ける性質があり危険です:

このため、ギタースタンドにカバーをつけたり布を巻いたりすると安心です。

また、このタイプのスタンドは安定性重視のため足が長く、結構場所を取ります。置き場所に困らないかについても気を付けてください。

折り畳み可能な木製スタンドが安心

私が一番おすすめなのは折り畳み可能な木製スタンドです。現代ギターからGGWS-1Sという型番で出ています。

私も使っていますが、軽いので室内の移動は簡単ですし、折りたためば狭いところに収納できます

本体は木ですが、ギターに当たる部分は柔らかい素材になっています。デザインはあの河野賢氏が行ったのだとか。そのためか安定感抜群です。

上記の現代ギター社製は少々値が張りますが、KCから同じタイプのスタンドが出ています。こちらならもう少しリーズナブルです。

もっとデザイン性を重視したい人にはこんなものもあります:

ネックだけを支えるタイプは手軽

さらにお手軽なものとしてはネックだけを支えるタイプがあります。

プロアルテで有名なダダリオからは置くだけのギタースタンドが出ています:

これを机の上などに置き、飛び出ている部分にネックを置いて使います。お尻は床に接します。

これならしまうときに場所は取りませんし、持ち運んでもまったく苦になりません。練習の時にちょっとだけおいて置く程度ならこれで十分かと。

これではちょっと不安な人には机を万力のように挟んで固定するタイプもあります:

スタンドは一時的に置くためだけに使う

ギタースタンドは便利なものですが、常にギターを置いておくことは推奨できません。

一番大きいのは湿度の影響です。木製のクラシックギターは簡単に湿度で故障してしまいます。特に乾燥は大敵です。

保管するときにはしっかりとしたケースにしまうようにしましょう。

ちょっとしたストレスの解消が快適な練習のもとになる

ギターを床に置いたりケースに置いたりすると取り出すときに身をかがめることになり、腰を痛めたりします。

また、床に置いたギターを踏んだり蹴ったりするととんでもないストレスになります。

ストレスをできるだけ少なくして楽しくギターを弾くためにもこういった工夫の積み重ねが大事ではないかと思います。

タイトルとURLをコピーしました