弦の評価:サバレス アリアンス+カンティーガ ノーマルテンション

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久しぶりに弦を交換しました。サバレスのアリアンス+カンティーガのノーマルテンションです。

河野桜井ギターの推奨弦が、昔は確か低音オーガスチン+高音プロアルテだったのが、いつの間にか低音サバレスカンティーガ+高音サバレスニュークリスタルに変わっていて、ちょっと気になっていました。

この記事を書いた人
かーる

クラシックギター歴史30年超。国内ギターコンクール入賞経験を持つ演奏家・レビュアー。メイン楽器はヘルマン・ハウザー2世ヘスス・べレサール・ガルシア
「なかなか見つからないニッチな情報」や「演奏がより快適になる便利情報」、弦・支持具・足台・ケースなどのの「演奏者の視点」で忖度ないレビューを発信しています。弦のレビューは70種類以上です。

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サバレスとは

サバレスはフランスの弦メーカーで、歯切れのいい音を出すイメージがあります。昔はオーガスチン、プロアルテときて、その後にハナバッハとサバレスがあるイメージでしたが、今では最も勢いのあるクラシックギター弦メーカーといっていいと思います。

また、昔は高音弦の研磨弦が有名でしたが、今では様々な弦をラインナップしています。

アリアンス+カンティーガとは

高音弦がアリアンス、低音弦がカンティーガという弦のセットです。

アリアンス

アリアンスは高音弦の材料にナイロンではなく、フロロカーボンという素材を使った弦です。フロロカーボンを使った弦は「カーボン弦」と呼ばれています。しかしながら、ゴルフクラブなどに使われるいわゆる「カーボン」とは別物です。

私の記憶の限りではこのアリアンスが最初にクラシックギター弦にフロロカーボンを使った弦です。

カンティーガ

プロの間でもおそらく今一番人気の低音弦です。芯線に新しい素材を使用し、しなかやな印象を受ける弦です。

柔らかすぎず硬すぎず、多彩な音が出せることから大人気の弦です。

張り直した感想

プロアルテノーマルテンションからの変更です。

アリアンス:高音は明るいが、固い音になる

高音弦は非常に明るい音がします。が、明るすぎて、爪の当て方によっては少しキンキンした音になることがあります。甘やかな音を出すのはちょっとむずかしいかもしれません。

この問題はフロロカーボンの問題としてよく知られており、最近発売されているカーボン弦は割と改善されていたりします。

ただし、音量はナイロン弦に比べるとずっと上ですし、3弦の音がこもらないというのはクラシックギターにとっては大きなメリットです。このため、3弦だけアリアンスを使い、1,2弦はナイロン弦というセットが公式にサバレスから出ています:

こちらの方が一般には受け入れられやすいと思います。

カンティーガ:低音は重厚な音が出ながら歯切れがいい

サバレスっぽい歯切れの良さはありませんが、非常に重厚な音が出ます。それでいながら重すぎることなく、歯切れの良さも備えています。

弦自体がしなやかで弾きやすいです。

音色の変化も多彩ですし、オールマイティーな弦であると思います。人気であるのもうなずけます。

まとめ

低音弦のカンティーガはなかなか魅力的な音が出ます。これだけ表情の幅を出せる弦はなかなかないかもしれません。

高音のアリアンスはちょっと明るすぎるかな、という気がします。もう少し甘い、やわらかい音も出せる弦がいいので、個人的には1,2弦はナイロン弦の方がいいかなと思います。

(追記):クリエーションカンティーガを試してみました:

(追記):新しいカンティーガプレミアムが登場しました:

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