クラシックギターを持ち運ぶのにも保管するのにもケースは必要です。ケースの中でもカーボン製のものは軽くて丈夫。そんなカーボンケースに新たな仲間が加わります。「レオナケース(Leona Case)」と名付けられたこのケース、デザインに5年もの歳月がかかった美しいケースです。
悩ましいケース選び
クラシックギターのケース選びは悩ましいものです。軽ければ保護性能が低くなり、重ければ持ち運びがしづらい。皆、その中で妥協点を見つけて選んでいるのだと思います。
その中でも軽さと丈夫さの両立ができているのがカーボン製のケース。少々お高いのが難点ですが、デザインの自由度も高く、人気のある素材です。
ケースについてはこちらの記事も参照ください:
トーレスのあのギターの名前をとったカーボンケース
そんな中、GSIから新たなカーボンケースが発売されることがアナウンスされました。その名も「レオナ」。あのトーレスの最高のギターともいわれる名前をつけられた気合の入ったケースです。
トーレスのギターについてはこちらも参照ください:
百聞は一見に如かず、ということでこちらの紹介動画をご覧ください:
実に美しいケースです。
ワグナーやオベールとのコラボレーション
このレオナケースはLi Qingchuanという人がプロデューサーとなって作っているのですが、著名なギター製作家とのコラボレーションで作られています。
まず、ダブルトップで有名なゲルノット・ワグナーからの依頼でLiさんがケースを作り始めます。この時点ではワグナーのギターにぴったりあったものを作っていたそうです。
そして、その後Liさんはフリッツ・オベールの息子でやはり製作家であるジャニス・オベールとパートナーを組みます。一緒にメルセデス・ベンツの工場に行ってデザインのやり方を学んだりしたそうです。
結局デザインには5年物歳月がかかりましたが、もうすぐGSIから発売されるそうです。
9色ものカラー展開
このレオナケースは9色ものカラー展開で発売されるそうです。
紫なんかは珍しい色ですが、なかなかいい色です。スタンダードなシルバーやブラックが地味に思えるほど魅力的な色がそろっていますね。
日本での発売は不明
今のところ日本での発売の情報はありません。また、GSIでの価格や重量などのスペックも不明です。
発売されれば間違いなく話題になるケースなのではないでしょうか。価格によっては大人気になるかも。
カーボンのケースは高価格になりがちですが、ぜひリーズナブルな価格でリリースしてほしいですね。
(追記):クロサワ楽器で販売されるみたいです
レオナケースですが、どうやらクロサワ楽器で販売されるみたいです。
まだ価格は出ていませんが、日本でも販売されることは確実のようですね。
(追記): 価格は162,800円とのことです。さすがにそれなりの価格がしますね。。。