2020年はアコースティックギターの売り上げが190%に 防音室もよく売れた

桜井正毅 Maestro-RF Maestro-RFのレイズドフィンガー部分 楽器

2020年はコロナウイルスに始まり、コロナウイルスに終わった年といっても過言ではありません。そんななか、自宅でできる趣味に注目が集まり、ギターをはじめとする楽器に人気が集まったようです。山野楽器によるとアコースティックギターは前年比190%となったとのこと。クラシックギターの売り上げも伸びました。

アコースティックギターの販売本数が前年比190%に

山野楽器による「2020度売れた楽器ランキング」によると、最も売れたのはアコースティックギターで、前年比190%となったとのことです。

以前ギターを弾いていた人が再び始めるケースもありますが、若い女性で初めてギターを弾く人も増えたのだとか。

中心価格帯は3~5万円だそうです。

この「アコースティックギター」にクラシックギターは含まれていませんが、TOP10のなかにクラシックギターは入っています(後述)。

防音室にも人気が集まる

また、自宅で思う存分楽器を練習するために、防音室の導入をした人も多かったそうです。なんと、ランキング2位となっています。

リモート会議用途として導入する人もいたのだとか。

中心価格帯は80万円~140万円とのことで、やはりそれなりにしますね。

3位はウクレレ、4位は電子ピアノ

ランキングは続いて、ウクレレ、電子ピアノ、キーボード、エレキベース、PA機器/デジタル楽器、アンプ、クラシックギター、エレキギターの順となっています。

意外なのは、エレキベースがエレキギターより上にいるという点と、エレキギターよりもクラシックギターのほうが上という点です。

クラシックギターがエレキギターよりも上なのは、新型コロナウイルスのせいで殺伐とした世界なので、癒しを求めている人が多いのでしょうか。

ちなみに、クラシックギターは前年比106%だったそうです。アコースティックギターに比べると伸びは低いですが、このご時世で伸びているだけですごいといえるのではないでしょうか。

クラシックギター人口も増えている?

楽器が売れているということは、それだけ楽器を弾く人が増えているということで、きっとクラシックギター人口も増えていることでしょう。

人口が増えればそれだけ業界全体が活性化するので喜ばしいことです。

新型コロナウイルスの影響はまだしばらく続きそうなので、2021年も趣味としてのクラシックギターが盛り上がるかもしれませんね。

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