指板の保湿や掃除にはレモンオイルがよく使われますが、独特のにおいがして好き嫌いがわかれます。ねこだまり工房から登場した「自家製クリア蜜蝋ワックス」はほぼ無臭のワックスであり、指板に使うと保湿や保護の効果が生まれます。
オーガニックホホボオイルを国内工場で精製
この「自家製クリア蜜蝋ワックス」にはオーガニック認証機関(スイスIMO、アメリカ農務省USDA)が認証したオーガニックホホバオイルを使っているのが特徴です。
そのホホボオイルの原油を国内工場で精製したクリアホホボオイルを100%使用しています。
ギターの指板によく使われるのはレモンオイルやオレンジオイルですが、どちらも独特のにおいがあり、好みがわかれるところです。
それに対して、「自家製クリア蜜蝋ワックス」はほぼ無臭であり、近くで匂いを嗅ぐと、蜜蝋由来の蜂蜜の香りがほんのりする程度だそうです。
指板の保護や乾燥防止、湿度変化からの保護に
クラシックギターをはじめとしたギターの指板は一般的に木部が露出しており、湿度の影響を受けやすいといえます。
この「自家製クリア蜜蝋ワックス」は塗ることで塗膜を形成し、指板の保護や乾燥防止、湿度変化からの保護に役立ちます。
YouTubeの動画でもギターに塗る万能薬として紹介されているようです。
ホホバオイルは酸化しづらく、安定していることから、人工心臓の潤滑油としても使用されているのだそうです。
また、ホホバオイルはハンドクリームとしても使われるものであり、演奏前に手に付けて弾くと滑りがよくなるかもしれません。
使用期限が長い
レモンオイルやオレンジオイルはなかなか使い切れないものであり、使用期限が気になります。
「自家製クリア蜜蝋ワックス」に使われているのは安定性の高い蜜ろうとホホバオイルのみのため、長期間の使用が可能だそうで、メーカーは数年間保管が可能としています。
悪くなったかどうかはニオイでわかるそうで、古くなったてんぷら油やチェーンオイルのようなニオイがしたら使用を控えるべきだとか。
工房では「使用しながら、きちんと蓋をして冷暗所で保管」すれば2年たっても変質がないことを確認しているとのことです。
大事な楽器の保護やプレゼントにいかが?
このように「自家製クリア蜜蝋ワックス」は、大事なクラシックギターの指板保護にピッタリのワックスであるといえます。
ニオイがしないことから使いやすく、使用期限も長く、効果もしっかりしているため、プレゼントにもいいかもしれません。
日本は一年を通して湿度の変化も大きく、楽器にとっては厳しい環境です。ぜひ一度試してみてください。