カポタストといえばギターやベースの全ての弦を押さえた状態で固定するための道具ですが、「Spider Capo」はひと味違います。1弦ずつ押さえる/押さえないを変えることができ、開放弦の状態できれいな和音にすることができます。また、ハーモニックス状態で固定できるオプションも用意され、応用範囲は広いです。
1つ1つの弦を押さえる/押さえないを変えられる
Spider Capoは1つ1つの弦に対応した「腕」を持つカポタストです。
普通のカポタストとは異なり、ギターに付けただけではカポタストの効果を生みません。
腕を倒して弦を押さえることでカポタストとして使えるのですが、1つ1つの弦に対応した腕が付いていることから、1つ1つの弦に対して独立して押さえる/押さえないを設定できます。
Spider Capoを複数取り付ければ、あらゆる和音を開放弦で鳴らすことができるでしょう。
ラインナップは3種類
Spider Capoには3種類のラインナップがあります。
1つ目はスタンダードな6弦ギター用の「Spider Capo」です。
クラシックギターにもこれが使えるでしょう。
2つ目はウクレレやマンドリンといった4弦楽器用の「Spider Capo mini」です。
5/6弦ベースや8弦ギターまでの多弦ギターに対応した「Spider Capo XXL」もあります。
ハーモニックス状態に固定できるオプションが面白い
このSpicoder Capoシリーズには「Harmonik Mutes」と呼ばれるオプションが用意されています。
これは弦を押さえるのではなく、ハーモニックスが鳴るように腕を弦に「触れた」状態で固定するためのオプションです。
開放弦でハーモニックスが鳴るようになるため、幻想的な演奏ができるようになるでしょう。
アイデア次第で面白い演奏ができるカポタスト
Spider Capoシリーズは普通のクラシックギター曲を演奏するのには役に立たなさそうですが、アイデア次第で面白い演奏ができそうです。
Spider Capoを複数設置したり、Harmonik Mutesを組み合わせたり、演奏中にオン/オフを切り替えたりと、今までにない音楽を奏でられるかもしれません。
どちらかというとアコギ用のアイテムではありますが、1つ持っておいてはいかがでしょうか。