鈴木大介ギターベストコレクションを購入したので感想を ブラームスの間奏曲が美しい

鈴木大介のDaisuke Suzuki the Best Collection for Guitar soloの表紙 楽譜/教則本
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ギタリストの鈴木大介の新しい楽譜である鈴木大介ギターベストコレクションを購入しました。目的はこの楽譜に収録されているブラームスの間奏曲でしたが、他の曲も良くて買ってよかったです。

ブラームスの間奏曲(op.118-2)が弾きたかった

もともとこの楽譜を買った目的は、収録されているブラームスの間奏曲のギターアレンジ版が弾いてみたかったためです。

マチネの終わりにのCDにも収録

このブラームスの間奏曲はマチネの終わりに and moreのCDに収録されています。

鈴木大介がまさにこのアルバムのためにアレンジしたものだそうで、収録されている楽譜はこのCDで演奏している福田進一が校訂と運指を行っているそうです。

ブラームスの6つの小品の2曲目

この間奏曲はブラームスの6つの小品という曲集の2曲目の曲です。

ブラームスといえば交響曲第1番やヴァイオリン協奏曲などの大編成の曲が有名ですが、晩年はピアノの小品の作曲を行っています。

その中でも特に6つの小品 op.118は有名で、第2番の間奏曲は単独で演奏されることも多い曲です。

1つ1つの和音が美しい

楽譜付きの演奏はこちらにあります:

決して派手な曲ではないのですが、1つ1つの和音に無駄がなくそしてすべてが美しいです。

私はもともとこの曲が好きで、といってもピアノは弾けないので聴く専門ですが、日々聴いています。

それが上述のCDに収録され、さらに楽譜として出版されるということで飛びつきました。

八分音符と3連が重なるところ以外は意外と弾ける

とはいえ、これはきっと難しいだろうと戦々恐々としていたわけですが、弾いてみると意外と弾けました。

それでいながら原曲の美しさはしっかりと保っていて、鈴木大介の編曲の妙がここにありという感じです。原曲のメロディーはきらきらとした音が美しく、それがギターとあっている気がします。

唯一、中間部で八分音符と3連が重なるところはギターではつらい。。。ピアノが弾ける家人に原曲を弾いてもらったところ、もともと右手が八分音符のメロディー、左手が3連のアルペジオの伴奏という個所なのでピアノだとそれほど難しくないのだとか。

でも、ギターで両方やるのはつらい。。。これは音源を聴きながら練習するしかないですね。

間奏曲以外の曲も楽しい

この楽譜にはたくさんの曲が収録されています:

編曲物はどれも原曲をそのままギターに落とし込んだのではなくひと工夫がされており、弾きごたえがある曲ばかりです。特にアディオスノニーノやリベルタンゴといったピアソラの曲が面白いです(難しいですが)。

また、編曲物だけではなく鈴木大介作曲のオリジナル曲も収録されており、まだ弾いてないですがそれらも楽しみです。

CDと完全に連動しているわけではない

鈴木大介は「Daisuke Suzuki the Best」というCDを出しており、見た目はこの楽譜と同じように見えます:

が、これらは完全に同じ曲を収録しているわけではありません。なので、楽譜に収録されている曲を聴いてみたいと思ってこれを買ってもすべてをカバーできるわけではありません

とはいえ、このCDも素晴らしい内容になっているのでお勧めです。

ちなみに、このCDも上のマチネの終わりに and moreもAmazon Music Unlimitedなら聴き放題です。他にもクラシックギター関連の曲も多いのでお勧めです:

ぜひ鈴木大介ギターベストコレクション2を出版し、もっとブラームスの小品を収録してほしい

まだ鈴木大介は若いのに「ギターベストコレクション」と銘打った楽譜を出してしまってはもったいない気がします。

ぜひとも「鈴木大介ギターベストコレクション2」を出版し、ブラームスのピアノ商品を収録していただきたいです。他にもたくさんいい曲があるので。

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