クラシックギターをはじめとする木の楽器は湿度に弱く、極端に乾燥すると木が割れてしまい、修理に多額の費用が必要になります。常に楽器の湿度には気を付けたいところですが、ケースの中に入れてしまうといくら湿度計を入れていても値を読めず。。。
Lee Guitars Bluetooth Thermo-HygrometerはBluetoothでスマホと接続し、ケースの外から湿度が各印できるデバイス。それだけではなく、独自の形状によりケース内部ではなく、ギター内部の湿度がチェックできるんです。
センサーをギター内部に入れられるLee Guitars Bluetooth Thermo-Hygrometer
この温湿度計最大の特長は、ギターの内部に温湿度センサーを入れられるという点です
本体はこんな感じで、電子インクのディスプレイと、そこからちょっと離れたところに温湿度センサーがついています:
そして、ディスプレイとセンサーにはマグネットがついており、その間が曲げられることから、表面板を挟み込む形でギターのホール内部にセンサーを入れられるんです。
これまでにもスマホと連携し、ケース内部の温度や湿度をケースを開けずにチェックできる製品はありました。
しかしながら、そのいずれも「ケース内部」の湿度を測定しているのであって、より大事な「楽器内部」の湿度を測定しているわけではありません。
その意味で、 Lee Guitars Bluetooth Thermo-Hygrometerはかなり画期的だと思います。
スマホアプリで過去の履歴をグラフで表示可能
この温湿度計にはスマホアプリがあり、現在の温湿度はもちろん、過去の温度や湿度の履歴をグラフで表示可能です。
これにより、温度や湿度が低すぎたり高すぎたりするのを事前に察知し、早めに手が打てます。
ゲートウェイを使えば最大10個の温湿度計を外出先からでも管理可能
この温湿度計にはオプションとしてゲートウェイと呼ばれるデバイスが用意されています。
このゲートウェイを使うことで、最大10個までの温湿度計を1台のスマホで管理することが可能になります。複数の楽器を持っている方にはありがたいですね。
さらに、Wi-Fiに対応することで、外出先からでも愛する楽器の温度や湿度をチェック可能。いざというときは家族や友人に頼んで対処してもらえるでしょう。
最初から本体とゲートウェイがセットになっているものもあります:
アラート機能で温度/湿度オーバーをスマホにプッシュ通知
スマホアプリにはアラート機能があり、温度や湿度が設定値を越えたらスマホにプッシュ通知することができます。
いくらスマホ対応とはいえ、24時間365日監視するのは難しいですが、アラート機能があれば普段は放っておけそうです。
スイス製高精度温湿度センサー採用
いくら温度や湿度が測定できても、測定値が間違っていては意味がありません。
Lee Guitars Bluetooth Thermo-Hygrometerに搭載されているのは、高精度なスイスのSENSIRION(センシリオン)社製温湿度センサー。
SENSIRIONはこの業界では有名らしく、安心して測定を任せることができるでしょう。
実際にLee Guitars Bluetooth Thermo-Hygrometerを購入してレビュー予定
楽器内部の湿度が測定できるというかなり画期的な機能を備えたLee Guitars Bluetooth Thermo-Hygrometerは、かなり魅力的な製品だと思います。
個人的にかなり気に入ったので、早速注文してしまいました。
使用感などまたレビューしたいと思います。
追記:実験結果について書きました