コロナウイルスの影響でコンサートやライブが中止になり苦境に陥っているアーチストも多くいるかと思います。Zoomなどでライブ配信をする人も多くいますが、画質や音質が。。。eContentというプラットフォームは8K/ハイレゾ対応というミュージシャン必見のサービスです。
音質や画質に難がある既存のテレビ会議システム
音楽業界を見ていると、コンサートの代わりにYouTubeやZoomといった既存のプラットフォームでライブを配信することが多いようです。
この方法、残念ながら画質や音質がいいとはいえません。こちらの記事で紹介しましたが、その中でも差はありますので、できるだけ音質の良いものを選びましょう、という状態です:
8K/ハイレゾでの配信が可能なeContent
一方、eContentはライブ配信を前提に作られたプラットフォームなので8Kやハイレゾでの配信が可能です。
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転送容量に応じた料金設定
このeContentではライブ1回いくら、という料金設定ではなく、転送容量に応じた料金設定になっています。
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たとえば、3GBの転送量が必要なライブを行った場合、100人が見れば300GB、10人なら30GBになるわけです。
先ほど8K/ハイレゾ対応と書きましたが、この画質や音質をどうするかによって一本当たりの転送量が変わり、容量プランが変わります。このため、必ずしも常に8K/ハイレゾで配信することが正解とは限りません。以下の図にあるように、画質や音質は選択できますので、予算やコンサート/ライブの質に応じて自分で決めていくことになります。
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視聴のためのシリアルキーの自動発行/決済機能も
自前でコンサートをやろうとするとチケットの販売が面倒です。
このeContentではライブを見るためのシリアルキーの自動発行機能や決済機能も備えています。
決済手数料は10%なのだそうですが、この10%にはJASRACとNexToneとの包括契約での著作権使用料も含まれているそうです。このため、演奏する楽曲に応じてJASRACなどに著作権料を払う必要がありません。
クラシックギターのコンサートもeContentを利用する日が来る?
こうしてみてみるとeContentはなかなか興味深いサービスのように思います。
おそらく、まだまだ手探り状態なところはあるのでしょうが、こういった画質や音質にこだわれる配信サービスはアーティストにとっては貴重なものなのではないでしょうか。
いずれ、eContentを利用したクラシックギターなどのクラシックのコンサートが出てくるかもしれませんね。