折りたためて安定感抜群のギタースタンド「Guitto GGS-01」を購入したのでレビュー

Guitto GGS-01 ギター用品
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ギタースタンドには大きく分けてネックを支えるものと支えないタイプのものがあります。ネックを支えるものは安定性がよいですがかさばり、支えないタイプはコンパクトですが安定性がいまいちというのが一般的な評価です。Guitto GGS-01は、折りたためる小型のギタースタンドでありながら高い安定性を実現しています。実際に購入しましたので、レビューをお届けしましょう。

Guitto GGS-01のレビュー

結論からいうと、個人的にはかなり気に入りました。

「ウサギ型」のギタースタンド

GuittoのGGS-01は自称「ウサギ型(rabbit-shaped)」のギタースタンドです。

ウサギ型というのは初めて聞きましたが、どの辺がウサギなのでしょうか?なんとなくウサギが座ったときの後ろ足っぽい?

裏面にはさらに、

  • シックでトレンディなデザイン
  • ビビッドでサイファイ的な形

など、不安を誘うような言葉が並んでいます。

これを見たときは一瞬「失敗したか?」と思いましたが、後述のとおりスタンドとしては全く問題ありませんでした。

また、型番の「GGS-01」というのは現代ギター製のスタンドであるGGWS-1やGGWS-3に似ていますが、これに寄せたのか?というのはうがち過ぎでしょうか。

かなり小さく折りたためる本体

箱のあおり文句はともかく、スタンドとしては優秀です。本体はこのように非常に小さく折りたためます。

ギターと比べるとこのサイズ感:

商品写真を見ると折りたたんだときがやたらと小さく撮影されていますが、現実的にギターをしっかり支えようと思ったらこのサイズが必要でしょう。

とはいえ、スーパーライトケースの楽譜入れなら余裕で入ります:

Guitto GGS-01をスーパーライトケースに収納

2アクションで簡単に展開可能

展開および折りたたみは非常に簡単です。

箱の裏面にあるとおり、まず脚の部分を引き出し、続いて脚を広げれば終わりです:

脚同士をつなぐ部品は金属製で、強度的に不安はありません。

あおり文句の割にしっかりと作られている印象で、余計な遊びでぐらぐらすることもなくシャキッと展開および収納できます

ギターが当たる部分には柔らかい素材を使用

Guitto GGS-01は脚同士をつなぐ部品以外は樹脂製です。

そうなるとギターが当たる部分が気になりますが、そこはしっかりと柔らかい素材で作られています。

柔らかいといっても厚手のゴムではなく、薄くて柔軟性のある素材をカバーとしてつけている感じです:

ギターが傷つく心配はなさそうですし、薄手なのでギターが傾いたりせず安定しています。

独特の形状の滑り止めで安定性がよい

コンパクトタイプのギタースタンドの不安が、ギターが横に倒れないかという点です。

ネックが支えられていない分、横滑りすると止めるものがありません。

Guitto GGS-01には、裏板に当たる部分に独特の形状をした部品が使われています

何やら渦巻きのような模様ですが、この模様のおかげか非常に安定性が高いです。

最初はこわごわギターを置いていましたが、ある程度適当においてもしっかり支えてくれます

単にフェルトやゴムをここに配置しただけなのとは全く異なる印象です。

とはいえ、大きな地震が来たらだめだと思うので、あくまで一時的に置くために使用し、常に立てかけておくならネックが支えられるタイプの方がよいでしょう。

現代ギターのスタンドよりも安くて軽い!

このスタンドのライバルになりそうなのが、現代ギターのGGWS-3です。

こちらは木製でばらせば2つの木の板になります。

GGS-01とGGWS-3を比較すると、まず、重さはGGS-01が450g、GGWS-3が643gで、GGS-01のほうが軽いです。

また、折りたたみ時のサイズもGGS-01が292x120x38mmなのに対し、GGSWS-3は280x380x25mmと、縦方向の長さがGGS-01のほうが短いです。

GGWS-3がただバラすだけなのに対し、GGS-01は2段階で折りたたんでいるからなのでしょうね。

スーパーライトケースと比べてもこの通り、ギリギリ感があります:

価格面でもGGS-01はAmazonで2,000円未満なのに対し、GGWS-3は3,080円と大きな差があります。

個人的にはGGS-01のほうがよいのではないかと思いました。

ほかのタイプのスタンドも面白い

Guittoはほかにも2つのタイプのスタンドを販売しています。

1つ目が「ロボット型」のGGS-03です。

GGS-01が樹脂を使用しているために全体的に太目な印象なのに対し、GGS-03は金属製でスリムな印象を受けます。重さは550gとGGS-01のほうが軽いですが、折りたたみ時のサイズは300x72x60mmと縦方向が短いです。

もう1つが吊り下げタイプのギタースタンド「GGS-06」です。

こちらはネックを支える構造でありながら譜面台のように折りたたむことができ、高い安定性を誇ります。

重さは1,640g、サイズは765mmx95mm(半径)で、さすがに重くて大きいですが、安定性重視ならこちらがよいでしょう。

Guitto GGS-01は持ち運びにも自宅での利用にもおすすめ

Guitto GGS-01は軽くて小さくて安く、おすすめのギタースタンドです。

レッスンや発表会、練習用に持ち運ぶのはもちろん、自宅で練習する際にも役立つでしょう。

この手の小型スタンドのなかではかなり安定度が高く、安心してギターを乗せられます。

何より価格が安いので気軽に買えます。

ギタースタンドは練習のときでもあると役立ちますので、自宅でしか演奏しないという方もぜひGuitto GGS-01を試してみてください。

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