クラシックギターを持ち歩くときの定番といえばセミハードケースです。軽くて丈夫なため保管にも重宝しますが、定番のスーパーライトケースはそれなりの値段がするのが玉に瑕。A.A.A.のウルトラライトケース AC-0702はセミハードケースでありながら実売価格で1万円を切るお買い得なクラシックギター用ケースです。
クラシックギター用ケースについてはこちらの記事でさまざまな製品を比較しています:
定価13,200円、実売1万円未満で買えるセミハードケース
A.A.A.のウルトラライトケース「AC-0702」はHOSCOが扱っているクラシックギター用セミハードケースです。
特徴はなんといってもその安さにあります。
定価は13,200円で実売は1万円を切っており、これまでセミハードケースのなかで最安だったアリアのライトフォームケースよりも安いです。
数あるクラシックギターケースの中でも安い部類に入るため、コストパフォーマンス重視の方におすすめといえます。
ケースの上端が頭の上に出ない設計
このウルトラライトケース、安かろう悪かろうではありません。
外装には高級感があって丈夫な1680デニールのナイロンを採用し、内部には高密度のウレタンフォームが使われています。
また、ケースを背負うためのショルダーベルトや大型ポケットも付いており、スーパーライトケースに引けを取らない仕様です。
さらに、背負ったときに頭の上にケースの上端が出ない設計になっているのも特徴の1つです。
電車などの扉で引っかかることがなくなり、安全に持ち歩けるでしょう。
ちょっと重めでカラーバリエーションがないのが難点
一方、ウルトラライトケースの難点はその重さです。
重さは2.8kgと、スーパーライトケースの2.1kgやアリアライトフォームケースの2.0kgより重く、ハードケースのバムハイテックギターケースと同等となっています。
重いケースのほうがしっかりとした芯が入っているともいえるので、一概に悪いとはいえませんが、軽さ重視ならもう少しお金を出してアリアのケースにした方が良いかもしれません。
さらに、最近のクラシックギター用ケースでは当たり前になっているカラーバリエーションが一切なく、黒色のみです。
ケースにおしゃれさを求める人も他の選択の方が良いかもしれません。
クラシックギター用ケースについてはこちらの記事で詳しく比較しています:
セミハードケースをコストパフォーマンスで選ぶならこれ
A.A.A.のウルトラライトケース「AC-0702」はセミハードケースでありながら実売で1万円を切る価格が魅力です。
仕様も悪くなく、安いセミハードケースを探しているならおすすめといえます。
一方、重さや色の点ではほかの方が優れている面があり、諸手を挙げて推薦できるほどではないかもしれません。
とはいえ、選択肢が少ないクラシックギターケースの中で貴重な存在であることは間違いありません。
とにかく安いセミハードケースを探している方、いかがでしょうか。