電子楽譜の譜めくり器(ページターナー)というと一般的に左右にペダルがあり、右を押せば次のページに、左を押せば前のページに譜めくりされるものが多いです。ただ、2つのペダルが必要なだけに大きいのが難点。SKY TURNER ST-1BTはペダル数をあえて1つに絞ることで、安くて軽くて小さいページターナーになっています。
電子楽譜の始め方を含め、本サイトの電子楽譜に関する記事は以下でまとめています:
2ペダル式のページターナーには不満がいろいろ
私はしばらく電子楽譜を使っており、こちらのAirTurn PED Proを使っています:
AirTurn PED Proは慣れてしまえば快適なのですが、このタイプの2ペダル式ページターナーには不満点がいくつかあります。
本体の横幅が大きい
1つ目は本体の横幅が大きいという点です。
足で押せるペダルということで1つだけでも大きいのに、左右2つのペダルを実装するためにさらに大型化しています。
さらにコントロール系のボタンもあることからAirTurn PED Proでなくともサイズはそれなりに大きいです。
できるだけ荷物を減らしたい外出時にちょっとやっかいな存在になっています。
値段が高い
2ペダル式のページターナーは一般的に値段が高いです。
単にページがめくれればいいだけなのに安いものでも3,000円以上します。
もうちょっと気軽なものがあると電子楽譜がより普及するのになぁと考えていました。
左ペダルを使わない、使おうとしても場所がわからない
そして、電子楽譜を使っているうちに気づいた事実が1つあります。
それは、実はページターナーは1ペダルで十分なのでは?という点です。
譜めくりをする際、通常は右方向にしか譜めくりをしません。
リピートがある曲もありますが、ページをまたいで戻ることはあまりなく、実際AirTurn PED Proの左ペダルを押した回数は非常に限られています。
演奏していないときに戻るならタッチパネルのほうが便利です。
さらに、特にギターの場合は足元を見ないので、たまに左足でペダルを押そうとしてもどこにあるか把握できず、空振りしてしまいます。
これが演奏中に起きると致命的です。
これらのことから、左ペダルの存在意義って?と感じていました。
1ペダルで進む/戻るを両方実現するSKY TURNER ST-1BT
そんなことを思いながらAmazonを見ていたところ、面白いページターナーが見つかりました。
SKY TURNER ST-1BTという製品です:
1つのペダルを1回押しで進む、2回押しで戻る
ご覧の通り、ST-1BTにはペダル(ボタン?スイッチ?)が1つしかありません。
ページを進む方向にめくるのはよいけど戻る場合は?と思ったら、ダブルクリック的に2回連続でペダルを押すと戻る仕様になっています。
また、連続してページをめくりたい場合は、進む場合は押しっぱなし、戻る場合はダブルクリックの2回目を押しっぱなしで実現可能です。
この仕様を知ったときは目からうろこというか、非常に合理的だと感じて感動しました。
この仕様なら2ペダル式のように戻るペダルを足で探る必要がなく、ずっと1つのペダルのところに足を置いておけます。
超小型軽量のミニマム仕様
ST-1BTは1ペダル仕様だけに非常に小さいです。
手のひらサイズでポケットにも入れられるような大きさとなっています。
足元に置いてもまったく目立ちませんのでステージで使うのも向いています:
重さもわずか33gと超軽量であり、まったく問題なく持ち運べるでしょう。
2,000円未満の激安価格
ST-1BTは非常に安いです。
Amazonでは2,000円未満で販売されています。
これだけ安ければ気軽に購入できるのではないでしょうか?
もちろんPiascoreやdigitalScore、MuseScoreに対応
肝心の電子楽譜での利用ですが、PiascoreやdigitalScore、MuseScoreといった主要な電子楽譜アプリにしっかり対応しています。
設定で手動での譜めくりエミュレーションにも対応しているようなので、幅広いアプリで利用可能でしょう。
電子楽譜アプリの定番、Piascoreについてはこちらの記事を参照ください:
早速購入、届いたらレビュー予定
私はこのSKY TURNER ST-1BTを早速注文しました。
残念ながらAmazonの発送ではなく、中国から直送なので時間がかかりそうですが、届いたらレビュー記事をお届けする予定です。
私と同じく2ペダル式のページターナーに不満を持っている方や、ページターナーがほしいけど高くて買えないという方はぜひ仲間になってください。
追記:ST-1BTが手元に届きましたので、レビュー記事を書きました。