日本が誇るクラシックギター弦メーカーのフィガロから新製品「レッドプラス」が発売されました。従来からある「レッド」を改善したものであり、現代的な音を求めるギタリストにピッタリな音作りとなっています。
以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています
フィガロレッドの強度問題を完全に克服
このレッドプラスは、従来からあるフィガロの低音弦「レッド」の強度問題を完全に克服したものとして発売されました。
どのような問題があったかは不明ですが、切れやすかったとかでしょうか?
詳細はフィガロに問い合わせ中ですので、情報が得られ次第アップデートしたいと思います。
追記:回答が得られました。従来のレッドは交換サイクルが長い人から切れやすいというフィードバックがあったそうです。このため、3年をかけて音質を下げることなく強度を上げたのだとか。すごい努力ですね。
ちなみに、従来のレッドは在庫がなくなり次第終了とのこと。ただ、リクエストがあれば生産してくれるそうです。
国産ギター弦メーカー「フィガロ」についてはこちらの記事を参照ください:
この記事でブルー+クリアをレビューしています。
芯線に新材料使用、音質はレッドを継承発展
レッドからの変更点としては、芯線に新材料を使用した点が挙げられています。
その一方で巻き線には従来同様高耐久のものを使用し、フレットが当たってもへこみづらいそうです。
低音弦の構造に関してはこちらの記事を参照ください:
気になる音質は、レッドから継承発展させたものとなっています。
レッドの特徴といえば、
- サステインが長い
- 適度な金属音(シャリ感)
であり、フィガロのラインナップのなかでは現代的な音とされています。
ダブルトップなどの現代的なギターに合う音とのことですが、その特徴がさらに強まっているのでしょうか。
ダブルトップなどの現代クラシックギターの新技術についてはこちらの記事を参照ください:
追記:レッドプラスに合う高音弦はやはりフィガロのClearだそうです。他社製ではオーガスチンのパラゴンにジェラシーを感じていて、おすすめとのこと。ただ、パラゴンは高音弦単体での販売を見たことがないので、組み合わせは難しいかもですね。
追記その2:レッドプラスの芯線は「フィガロコアヌード」、巻線は「加工リン酸銅」だそうです。なんともセクシーな芯線ですね。
お値段は据え置きなのがうれしい
気になるレッドプラスの価格は、レッドと同じ3,300円(税込)です。
レッドに対して発展させたものにもかかわらず、値上げされなかったのは素晴らしいです。
すでにミューズ音楽館やギターショップアウラで購入可能となっています。
フィガロ公式ショップではまだ取り扱いがないようです。
追記:フィガロ公式ショップでは2月頭頃から販売開始されるそうです。また、楽器店に「フィガロのレッドプラスがほしい」といえば取り寄せてもらえるとのこと。
追記:フィガロ公式ショップで取り扱いが開始されました。私も早速注文したので、後ほどレビューしたいと思います。
久しぶりの新製品、ぜひ購入してレビューしたい
フィガロのレッドプラスは久しぶりに登場したフィガロの新製品であり、その音質には期待が持てます。
私もぜひ購入し、実際に使ったレビューをこのブログでお届けしたいです。
私が使っているのはレイズドフィンガ仕様ーのギターなので、きっとレッドプラスが合うはず、かな?
フィガロはほかにも素晴らしい弦を多数販売していますので、ぜひチェックしてみてください。
追記:フィガロの藪様からは「これからも頑張りますので、よろしくお願いします。」とのメッセージをいただきました。