ギターだけでなくあらゆる楽器は手が大事です。手荒れしてしまっては良い音が出せませんし、ひどくなると痛みで楽器が弾けないということもあるでしょう。「ケロデックスクリーム」はあまり知られていませんが、80年ほどの歴史がある手荒れ防止クリーム。普通のハンドクリームと異なり、皮膚にバリアを作って手荒れを予防するところに特徴があります。
日常生活や仕事には手荒れリスクが満載
手荒れとは、手や指が乾燥によってカサカサしたり、ひび割れやあかぎれができて痛くなったりする症状を指します。
その原因は乾燥もあるのですが、洗剤や溶剤などによって皮脂膜が失われるのも原因の1つです。皮脂膜が失われると、角質表面から過剰に皮膚が失われ、結果的に肌荒れになります。
そうはいっても、日常生活の中で手洗いや皿洗いなどの水仕事をおこなえば洗剤に触れますし、仕事によっては溶剤に触れることもあり、手荒れリスクがいつでも誰にでもあるといえるでしょう。
ハンドクリームは油分を補うだけ
手や指の肌荒れ対策として一般的なのはハンドクリームです。
ハンドクリームは失われた油分を補い、潤いを与えることで肌荒れを防止します。
ただ、ハンドクリームにできるのは油分を補うことであり、角質表面から皮膚が失われることを予防できるわけではありません。
このため、生活や仕事によってはハンドクリームだけでは肌荒れを防止できないこともあります。
バリアを作って肌荒れを予防するケロデックスクリーム
ハンドクリームを使っても肌荒れが止まらないという方におすすめなのがケロデックスクリーム。
ハンドクリームとは異なるその特徴を解説します。
角質層に浸透してバリアを形成する【医薬部外品】
ケロデックスクリームの特徴が、角質層に浸透してバリアを形成するという点。
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ハンドクリームのように皮膚を潤すのはもちろん、無機物質成分が角質細胞に取り込まれることで、人工角質細胞ともいえるようなブロック作用を生みます。
また、角質細胞に取り込まれるので、ハンドクリームのように洗剤や石けんで落ちません。
ハンドクリームのように後から油分を補うだけではカバーしきれない肌荒れを、そもそも生じないように予防してくれるわけです。
その効果から医薬部外品として認定されています。
洗剤や石けんだけでなく酸やアルカリの薬品や潤滑油にも効果あり
このバリアが防いでくれるのは洗剤や石けんだけではありません。
酸やアルカリといった薬品や潤滑油からも肌を保護してくれます。
このため、刺激物と触れあう機会が多い仕事の方に特におすすめと言えるでしょう。
新陳代謝で自然に成分が抜ける
「人工角質細胞」というと安全性に不安を覚えるかもしれませんが、ケロデックスクリームの成分は新陳代謝で自然と抜けていきます。
また、ケロデックスクリームは一般的な調味料よりも毒性が低いという結果が急性毒性試験によって得られており、ケロデックスクリームを使った状態で調理しても大丈夫。
食品関係や飲食関係のお仕事でも問題ありません。
使い方はハンドクリームと同じ
気になる使い方はハンドクリームと変わりません:
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ただし、先述の新陳代謝が3~4時間で起こるため、3~4時間ごとに付け直す必要があります。
ニオイやべたつき、つっぱり感が無い
使い心地も快適で、ニオイやべたつき、つっぱり感がありません。
家事や仕事はもちろん、楽器の演奏にも支障がなさそうです。
携帯に便利な小型からお得な大型、塗りやすいソフトタイプまで
ケロデックスクリームにはさまざまなラインナップがあります。
外出先で使うなら50gや100gのチューブ型が良いでしょう:
自宅でお得に使うなら500gタイプもあります:
5kgのものもありますが、さすがに個人で使うには大きすぎそうです。
また、プッシュタイプの容器でより手軽に塗れるソフトタイプもあります:
肌荒れに悩む方は試してみては?
ケロデックスクリームは皮膚にバリアを作ることで肌荒れを予防する医薬部外品です。
肌荒れすると楽器を快適に弾けなくなりますし、ひどくなると日常生活や仕事にも支障が出ます。
ハンドクリームでは対策できないほどの肌荒れに悩んでいる方はもちろん、指先や手をきれいにしてより良い音を出したい方は、ぜひケロデックスクリームを試してみてください。