ギターのハードケースは防御力が高いものの重くて背負えないのが難点です。これまでにもハードケースを背負うためのアタッチメントは存在していましたが、新たな製品が登場しました。オルテガのBack Pack Strapはシンプルで取り回しが良く、安いのが特徴です。
ひもだけで構成されるオルテガのBack Pack Strap
オルテガ(ORTEGA)はギターや弦、アクセサリを販売しているドイツのメーカーです。弦についてはまた別途記事にします。
こんな感じのおしゃれな足台も扱っています。
日本でもKyoritsuが取り扱っており、ハードケースを背負うためのBack Pack Strapも正規品を購入可能です。
そのオルテガのBack Pack Strapはこんな見た目です。
ギターを縛ることでこんな感じで背負うことができ、重いケースを手や片方の肩だけで背負うよりも楽に持ち運べます。
KavaborgのCase Saddleやロッコーマンのケースポーターより軽くて安い
ハードケースを背負うためのアタッチメントとしては従来から、
- Kavaborg Case Saddle
- ロッコーマン ケースポーター
という2つの製品がありました。
これらとオルテガの最大の違いは、背中に当たる部分の板やクッションがあるかどうかです。
Kavaborgとロッコーマンには背中に当たる部分に板とクッションがあり、硬いケースが背中に当たるダメージを軽減してくれます。
これに対し、オルテガはひもしかありません:
このため、背中にケースが当たると痛い可能性はあります。
しかしながら、その分軽くて取り回しが良く、安いのが利点といえるでしょう。
Kavaborgは上記のレビューにあるとおり、それだけで1kgありました。オルテガの製品は重さが書かれていませんが、確実に背中に板があるものより軽いでしょう。
また、板があるとしまうときに場所を取るのも難点です。
価格面でも有利で、Kavaborgやロッコーマンが4,000円以上するのに対し、オルテガは3,000円台で購入できます。
実は背中に板がある豪華版もある
日本ではオルテガのアタッチメントはシンプルなものしかありませんが、実はメーカーはBack Pack Strap Deluxeという豪華版も出しています。
こちらは背中に板とクッションがあるので、Kavaborgやロッコーマンと同じ感覚で使えそうです。
残念ながらKyoritsuでの取り扱いはなく、日本で正規品を買うことはできないでしょう。
第3の選択肢としていかが
これまでハードケースを背負うためのアタッチメントは2つの選択肢しかありませんでしたが、オルテガの登場で3つに増えました。
しかもこれまでの2製品とは異なるコンセプトで、こちらの方が良いという人もいるでしょう。
クラシックギターだけでなくアコギを使っている人も、ハードケースを背負いたいという人にとってはうれしい製品が登場したといえそうです。