クラシックギターはチェロなどの楽器に比べれば小さいですが、それなりのサイズがあり、ものすごく持ち運びやすいというものではありません。また、その大きさ故に気軽に弾くのが難しいというケースもあるでしょう。「Minicorda」はネックだけのクラシックギターであり、持ち運びにも気軽な演奏にも向いています。
チューニングは同じ、サイズは半分
Minicordaは、クラシックギターのネック部分だけを取り出したギターです。
チューニングは同じですが、長さが半分、横幅もかなり小さくなっています。
長さは50cm、厚みも薄いことから、こんな感じでスーツケースのなかに放り込んで持ち運ぶことが可能です。
内部が空洞で、意外と音が伸びる
ネックだけといわれると全然音が出なさそうですが、実は内部が空洞になっており、音が響くようになっています。
このため、「太くて暖かく、長いサステインが得られる」と実際に使用したユーザーは述べているとか。
ピックアップつきでアンプにつなぐことも可能
Minicordaにはピックアップもついており、アンプにつなぐこともできます。
ただし、ヘッドホンをそのままつなぐことはできません。
実際の演奏はこちらで見ることができます。
チューニングには六角レンチを使用
ちょっと面倒そうだと感じたのは、チューニングに六角レンチを使う必要がある点です。
ペグの大きささえ惜しんだ結果なのでしょうが、わざわざ六角レンチを取り出さなくてはいけないのは不便ですね。
また、フレットは12フレットまでしか用意されていないようなので、ハイポジションを使う曲は弾けなさそうです。
世界中に270ドル(送料無料)でお届け
このMinicordaの価格は270ドル(約3万円)で、送料無料で世界中にお届けしてくれます。
右利き用と左利き用が用意されているのも「わかっている」感があります。創業者の一人が左利きなのだそうです。
また、1カ月以内であれば返金も可能となっています。
持ち運び、あるいは気軽な演奏に使えるクラシックギターを探している人は検討してみてはいかがでしょうか。