ギターの悩みといえば地味に重くてかさばる点、そしてチューニングが面倒な点ではないでしょうか。そんな悩みを克服したギターがクラウドファンディングに出ています。未来を感じさせるギター、それがJammyです。
4つのパーツに分解可能
このJammy、4つのパーツに分解することでかんたんに持ち運びができます。
これまでにもサイレントギターなどで、ある程度分解できるものがありましたが、ここまで分解できるものはなかったのではないでしょうか。
しかも軽量とあって、旅先や出張にも気軽に連れていけるギターです。
フレットバーは電子式でチューニングいらず
上の写真を見て、ん?ネックが外れてしまったら弦はどうするんだ?と思われた方もいるかもしれません。
実はこのJammy、普通のギターのようにフレットをおさえることによる弦長の変化で音の高さを変えるわけではありません。
高精度センサーがフレットバーについており、おさえているフレットを認識し、それによって音の高さを変えます。このセンサーは優秀で、スライド、曲がり、指のピッキングなども再現できます。
このため、ネックが外れて、つま弾く部分とおさえる部分が分離しても問題ないわけです(それぞれに独立した弦が張ってある)。
チューニングすら不要で、思い立った時に常に正確な音程で使えるというのはうれしいですね。
ついでに、この特性からテンションも自由に変えられます。
ギターはもちろんギター以外の楽器の音も
電子式に音を出す仕組みなので、音色も自由に変えられます。
アコースティックギター、エレキギター、クラシックギターの音色を選べるのはもちろん、ピアノなどの音も出せます。
ギターをより自由に遊ぶことができるわけですね。
アプリとの連携やMIDIギターとしても
今どきの電子機器らしくスマホとの連携もできます。
音色の変更はもちろん、チューニングの変更やメトロノームの使用が手軽に可能です。
また、MIDIにも対応しているため、作曲などの用途にも使用可能。マルチに活躍するアーティストにピッタリです。
スチール弦なのはクラシックギター弾きには残念
このJammy、弦がスチール弦なのはクラシックギター弾きには残念な点です。
これがナイロン弦だったらクラシックギター弾きにもよさそうなのですけどね。もちろん、フィンガーピッキングは可能ですし、クラシックギターの音は出せるのですが、クラシックギターの代わりとして使うのは難しいかもしれません。
また、フレットは15フレットまでしかありません。ほとんどの曲では問題ないかもしれませんが、一部では困るかも。
未来のクラシックギターもこのような形に?
ギターにはさまざまな問題があります。チューニングが面倒かつ不安定だったり、大きくて重かったり。これらは手軽に弾くいう意味では障壁となる点です。
これに対して、すべてを電子的にすることで解決したJammyはある意味未来のギターの1つの形といえるかもしれません。
もちろん、特にクラシックギターに関しては、その不完全さを愛するということもあるわけですが、1つの方向性としてはありなのではないかと。
Jammyの詳細な解説はこちらの動画をご覧ください:
Jammyが買いたいという方はクラウドファンディングで募集していますので、そちらからお申し込みください。