ストラディバリウスといえば、ヴァイオリンを弾く人でなくても知っている名器です。そのストラディバリウスをギターとして生まれ変わらせるというコンセプトの作品が誕生しました。お値段は429万円で、60本限定で発売されます。
フェンダーのマスタビルダーによる作品
このギターは「Limited Edition Violinmaster Telecaster Relic」と呼ばれるものです。
フェンダーのマスタービルダーであるユーリ・シスコフによる作品であり、世界60本限定、日本では4本限定で発売されるそうです。
世界的に有名なヴァイオリニストであるジョシュア・ベルと、彼が所有する1713年製ストラディバリウスにインスピレーションを受けて製作したのだとか。
ストラディバリウスの特徴をギターに取り込む
名前だけでなくギターの設計にストラディバリウスを取り込んでいます。
ボディには、内部を大きくくりぬいたホロー構造の「ストラディバリ」スプルースを表面板に、ボスニアンフレームメイプルを側面板と裏板に使っています。
この「ストラディバリ」スプルースは、北イタリアのフィエンメ渓谷で採れるものなのだそうです。
そして、塗装にはヴァイオリン用のニスを用い、ネックにはボスニアンフレームメイプルを使っています。
価格は429万円!!
気になるお値段は429万円とかなり高額です。エレキギターの価格についてはあまり詳しくないのですが、限定モデルということもありこのような価格なのでしょうか。
探した限りでは、現在クロサワ楽器 お茶の水駅前店で販売されているようです。
どんな音がするのか気になるところではありますが、さすがにこのお値段では触るのも気が引けます。
ストラディバリウスの音の秘密は今でも解明されておらず、さまざまな試みがなされています。
このギターの開発で何か知見が得られたなら、それがギター業界全体にわたり、クラシックギターにも応用ができると良いですね。