クラシックギターの曲を練習する際、プロの演奏を参考にしている方は多いでしょう。しかしながら、音楽サブスクサービスで曲を探そうとしても、データベースに作曲者の名前が入っていなかったり、トラック名が「Prelude」などのありふれ過ぎている名前になっていたりして探しづらかったりします。
この状況、Appleがクラシック音楽ストリーミングサービスである「Primephonic」を買収したことで変わるかもしれません。
データベースが充実していないクラシックの曲
クラシックの曲は一般に、演奏者と作曲家が一致していなかったり、同じ曲を複数の演奏家が弾いていたりすることが一般的です。
また、組曲のように1つの作品のなかに複数の楽章が含まれていることもよくあります。
しかしながら、多くの音楽ストリーミングサービスではデータベースが充実しておらず、これらの情報がきちんと登録されていません。
このため、特定の曲を音楽ストリーミングサービスで探そうとしても、クラシックの場合はうまくいかないことが多く、特にマイナーなクラシックギター曲の場合には苦労します。
この辺りの詳しい話や、現状の解決方法については以下の記事を参照ください:
AppleがPrimephonicを買収
そんななか、iPhoneで有名なAppleがPrimephonicを買収したというニュースが発表されました。
Primephonicはクラシック音楽ストリーミングサービスであり、しっかりとした検索機能やメタデータ詳細表示機能を持っています。
これらは従来、Primephonicのサービス会員でなくては使えなかったのですが、今後はAppleのApple Musicでも使えることになりそうです。
これにより、Apple Musicにおいてクラシック音楽がより快適に楽しめるようになるでしょう。
業界全体で問題に取り組んでもらいたい
残念ながら私はApple MusicではなくAmazon Music Unlimitedを使っているので、この買収の恩恵を受けることはできません。
せっかくならこのクラシック音楽が探しづらい問題を業界で共有し、業界全体で取り組んでほしいものです。
ただ、クラシック音楽は現代の音楽の世界ではマイナーな存在でしょうし、そのなかでもクラシックギターはかなりマイナーな存在。
少なくともしばらくは上で紹介したような方法で対策していくしかないのでしょうね。。。