ギターリフトをはじめとするギター支持具は体の負担を減らし、ギターを弾きやすくする素晴らしいアクセサリですが、長く使っているうちにだんだんと使いづらくなっていないでしょうか。たまには掃除をするのがおすすめです。中性洗剤で洗うだけで買った当初の使いやすさが蘇ります。
ギターの足台、支持具についての記事は以下のまとめ記事を参照ください:
だんだんと滑る、ずれる、取れるようになるギター用支持具
ギター用の支持具を長く使っているとだんだんと以下のような症状が現れはじめます。
- 足と接するところが滑る
- ギターにくっつける吸盤が取れやすくなる
- 支持具の部品がずれる
私は4年弱ほどギターリフトを愛用しているのですが、だんだんとこれらの症状が出るようになりました。
弾いているとギターリフトが滑ってギターが傾く、吸盤が弾いている途中で取れる、ギターリフト下部のラバークッションが本体からずれるといったことが起き、演奏しづらくなっています。
これはギターリフトの寿命か?とも思ったのですが、さすがにそんなに早く使えなくなることはないだろうと思い、やってみたのが掃除です。
ギターリフトを中性洗剤で洗ってみた
幸い、ギターリフトは非常にシンプルな部品で構成されており、中性洗剤で洗えます。
使い勝手の面で洗うのが重要なのは3カ所です。
ラバークッション
ラバークッションはギターリフト下部にあるゴム(シリコン?)製の黒い部品です:
この部品は足と接するため、だんだんとほこりや手の脂などがつくと滑りやすくなります。
実際、私のラバークッションを触ってみたところ、つるつるというか、ほとんど抵抗のないさわり心地になっていました。
また、この部品はギターリフト本体に接続されるのですが、接続のための溝にほこりがたまるとずれやすくなります。
ここもしっかり洗ってあげましょう。
ちなみにこのラバークッション、交換用部品として売られています。
洗っても復活しない、劣化が激しい、取れて無くした時はこれを買えば高い本体を買う必要はありません。
ギターリフト本体
板状のギターリフト本体も洗ってあげます。
特にラバークッションとつながる部分は、こちら側が汚れていてもずれやすくなるので、念入りに洗いましょう。
その他の部分も洗うときれいになって気持ちが良いです。
吸盤
吸盤が汚れるとギターにくっつきにくくなりますので、ここも洗ってあげましょう。
こちらの記事でも書きましたが、ギター側が汚れていることが取れやすい原因の可能性もあるので、カルナバポリッシュなどで掃除してあげると良いです。
なお、ネジ部分は金属のため濡れるとさびる可能性があります。洗った後は拭いてよく乾かしましょう。
吸盤も交換用部品として売られています。1個と4個セット両方あるので、あまりにくっつかなくなったり、取り外しのためのタブがちぎれた時は交換しましょう。上の写真を見るとわかるとおり、タブは結構ちぎれやすいです…。
ギターリフトの使い心地が復活!
ギターリフトを上記のように分解して洗った結果、使い心地が復活しました。
ラバークッションは足側もギター側もずれなくなりましたし、吸盤もしっかりくっつきます。
触ってみると明らかにラバークッションはゴムやシリコンっぽい抵抗感のあるさわり心地になり、吸盤はつるつるです。
ちょっと洗って一晩干せば良いだけなのでお手軽であり、定期的にやろうと思いました。
支持具によっては洗わない方が良いかも
この方法、構造や材料がシンプルな支持具ならどれでも使えると思います。
足台の足を乗せる部分も拭いてやると滑りにくくなるかもしれません。
ただ、支持具によっては洗わない方が良い可能性があります。
たとえばギターレストは金属の支柱がある上に中空になっており、水に濡らすとさびそうです。
また、足に当たる部分は接着剤で起毛素材をくっつけているので、こちらも洗うのはNGではないでしょうか。
一方、エルゴプレイやKoyunbabaといった支持具はシンプルなので洗えそうな気がします。
ギターとともに支持具や足台も掃除しよう
ギターに関しては定期的にメンテナンスをしている方も多いでしょうが、支持具はほったらかしという人が多いのではないでしょうか?
ギターのメンテナンスについてはこちらの記事を参照ください:
支持具もだんだんと汚れてきますので、たまには掃除してあげると使い勝手が復活します。
ギターが弾きやすくなりますので、今まで一度も掃除したことがないという方はぜひ試してみてください。