ギターケースは意外と重く、ケースそのものが2kg〜4kgあるのに加え、ギターが1.5kgと、だいたい4kg〜5kgを背負わなくてはなりません。このため肩には結構な負荷がかかり、長時間背負っていると肩が痛くなることもあるでしょう。そんなときはケースのストラップをAIR CELLに変えてみてください。
意外と重くて肩に負担がかかるギターケース
ギターを外に持ち出して弾く場合、一般的にはギターをケースに入れて持ち運びますが、その重さに悩まされている方は多いでしょう。
クラシックギターの場合、ギター本体が1.5kgほど、ケースがものにもよりますが2kg〜4kgといったところです。
クラシックギター用のケースについてはこちらで重さも含め一覧表で紹介しています:
あわせるとだいたい4kg〜5kgになります。
5kgの米袋をずっと片手で持つのはつらいことから、だいたいの人はケースにストラップをつけているのではないでしょうか。
確かに手で持つより楽ではありますが、片方の肩にかけるタイプと両肩にかけて背負うタイプのどちらも強烈に肩に食い込み、長時間背負っているとつらいです。
肩への負担を減らしてくれるAIR CELLを試してみた
そこで、より肩への負担を減らしてくれる別売りのストラップを試してみました。
それがAIR CELLのストラップです。
大きなエアクッションで肩への負担を軽減
AIR CELLの特徴は、この肩に当たる部分にある大きな凹凸:
かなり高さのある凹凸なのですが、この一つ一つに空気が充填されており、肩への負担を減らしてくれます。
ギターケースに標準でついているストラップは、割とクッションがよいといわれるスーパーライトケースですらこの程度ですので、AIR CELLのすごさがわかるでしょう:
AIR CELLのロゴはこの恐竜っぽいキャラクターなのですが、確かにこの凹凸はどこか恐竜の背中っぽいデザインです。
クッション部分が広くて肩の前も守られる
このAIR CELLを見たとき、なぜこんなにクッションがある面が広いのだろう?と疑問に感じました。
が、実際に背負ってみて納得です。
ギターケースを背負うときは、こんな感じで肩の上だけでなく前にも重さがかかります:
特に歩いているときは負担がかかる場所が体勢などによって変わり、肩の上ではなく前が痛くなることも。
AIR CELLのエアクッションは上の写真のように肩の広い部分をカバーしていますので、より広い範囲でクッションの恩恵を受けられます。
滑り止めの効果も
これは特に片方の肩でギターケースを背負うときの話ですが、ストラップが滑ってギターが不安定になることがあります。
AIR CELLのエアクッションには摩擦力を高める効果もあり、よりギターを安定して背負えると感じました。
不安定になると重心がずれて余計に身体に負担がかかりますので、これも負担軽減につながっているといえるでしょう。
リュックのように背負えるタイプも
私が今回購入したのは片方の肩でかける「AMCS55N」と呼ばれる製品です:
このほかにも「AMDS75N」という両肩でリュックのように背負うタイプも存在しています:
もちろんこちらにもエアクッションがあり、かつ両肩用に最適化された形状です:
さらに、パソコンバッグ用の製品をサンワサプライが販売しています:
赤色で「AIRCELL」というロゴが入っているので、おそらくOEM品なのでしょう。
ギターケースを楽に背負いたいならAIR CELLがおすすめ
今回AIR CELLを使ってみて感じたのは、ギターケースの負担はストラップ次第で変わるということです。
もちろんギターケース自体の重さが変わるわけではないのですが、よりよいストラップを使えば明らかに負担が軽減されます。
AIR CELLは定評のあるストラップであり、ギターケースの重さに悩まされていた方々の強い味方となってくれることでしょう。
ケースに付属のストラップしか使ったことがないという肩は試す価値ありです。