帰ったら手洗いうがい、ご飯を食べる前に手洗いというのは子供から言われ続けたことかと思いますが、ギターを弾く前にも手を洗うと良いことがあります。面倒かもしれませんがメリットはあります。
クラシックギターのメンテナンスに関する記事は以下の記事にまとめてあります:
楽器が汚れる原因のほぼ100%は手の汚れ
ギターは指や手で触れる楽器です。このため、汚れた手でギターを弾くと楽器が汚れます。
特に脂汚れはついてしまうと落としづらくなります。見た目が悪くなるだけならいいのですが、指板やネックについてしまうと滑りが悪くなって演奏しづらくなることもあります。
また、汚れによって板の割れなどが見逃されてしまう可能性もありますので、できるだけ楽器は汚れないようにしたいものです。
弦の寿命を延ばす効果も
特に低音弦は巻弦の間に汚れがたまると音が悪くなります。また、汚れは錆の原因になりますので、その点でも汚れていない手の方が寿命は長くなります。
どうしてもついてしまう汚れはありますが、手を洗って落とせるものは落とした方がいいです。
指先や指の間の滑りが悪くなる
指先が汚れているとそこに弦が引っかかり滑りが悪くなります。そうなると右手も左手も弾きづらくなってしまいます。
また、指の間も意外と重要です。右手はいわば指をずっとすり合わせながら弦を弾きます。この時指の間の滑りが悪いと弾きづらくなります。
右手の爪のはがれには注意
クラシックギター弾きが演奏の前に手を洗わない理由としては、爪が濡れると弦を弾いた時にはがれそう、というものがあるかと思います。
しかしながら、さっと洗ってしっかり拭けばそれほど指と爪の間に影響を与えません。
また、洗った後に爪を磨く作業をすればいい感じで乾いてくれます。
とはいえ、人によっても程度は違いますので洗い方や乾かす時間は注意が必要です。
気になるようなら左手だけ洗うのも手かと。
大事な楽器なので大事に扱ってあげよう
手を洗うというのは面倒ではありますが、意外と演奏性向上の効果もあり、良いことです。
自分の楽器は大事なものだと思うので、大事に扱ってあげる意味でも手を洗ってはどうでしょうか?