ギターという楽器は地味に重く、背負ったり持ったりして長距離を移動するのは大変です。さまざまなギターケースを製造しているMONO社の、キャスターが付いたギターケースが日本で販売開始されました。クラシックギター版の登場も期待したいです。
クラシックギター用ケースについてはこちらの記事も参照ください:
「Freerideホイールシステム」で持ち運びが楽々
この「MONO M80 Vertigo Ultra Electric Guitar Case」の特徴は、キャスターが付いている点にあります。
前から見るとこんな感じで普通のケースです:
後ろから見るとキャスターが付いており、重いギターもスーツケースのように転がして運べます。
キャスター部分を拡大するとこんな感じです。
このキャスターは「Freerideホイールシステム」と呼ばれるMONO社独自のもので、重いギターでも楽に持ち運ぶことができるでしょう。
YouTube上で紹介動画が公開されています。
ホイールは着脱可能で、使わないときは取り外すことが可能です。歩く距離に応じて選べるのはうれしいですね。
キャリーカートを使うより軽くてスマート
重いギターを持ち運ぶ手段としては、MAGNA CARTのようなキャリーカートを用いる方法があります。
でも、カート自体が5kgなど重く、見た目もスマートではありません。
「MONO M80 Vertigo Ultra Electric Guitar Case」 はケースにピッタリ付いているためスマートですし、重さは公開されていませんが、おそらくケース+キャリーカートよりは遙かに軽いでしょう。
背負っても快適、楽器の保護性能も高い
このケースは背負うことも可能で、背中にはしっかりしたクッションがあるため、快適に使えます。
楽器の保護性能も高く、シェル構造で丈夫な上にギターが当たる部分はなめらかなため、しっかりと楽器を守ってくれるでしょう。
日本で発売、お値段は58,300円
この 「MONO M80 Vertigo Ultra Electric Guitar Case」 が日本で発売されました。お値段は58,300円です。
思ったほど高くない、というのが正直な感想です。
ただ、ギグバッグのなかでは高い部類に入るでしょうね。キャスター付きかつしっかりしたケースなので仕方ないところなのでしょうが…。
ちなみにサウンドハウスでは、直輸入しているのかもっと安く買えます。クラシックギター版の登場に期待したい
名前からわかる通り、今回発売されたのはエレキギター用のケースです。
MONO社のサイトを見ても、今のところクラシックギターはおろかアコースティックギター用のキャスター付きケースすらラインナップにないようです。
ただ、実はMONO社はクラシックギター用に同じ「MONO M80」シリーズのギグバッグを販売しています。
こちら、ギグバッグといいながらABS樹脂でできたシェルを持っており、ハードケース並みの保護力を備えているケースです。
エレキギター用のキャスター付きケースの評判が良ければ、アコギやクラシックギター用の製品も発売されるかもしれません。期待したいです。