日本ではあまりメジャーではありませんが、ガリは100年以上の歴史を持つ老舗の弦メーカーです。日本ではちょっと手に入りづらくなっている感がありますが、愛用者も多い弦です。
以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています
イタリアの老舗弦メーカー
ガリはイタリアの弦メーカーです。1890年にトマソ・ガリという人がイタリアのサッレというところで創業したのが始まりだそうです。
元々は羊腸の弦を作っていたメーカーですが、現在ではエレキやアコギ、ウクレレなど様々な弦楽器の弦を製造しています。
日本ではイシバシ楽器が代理店となって販売しています。が、ちょっと最近手に入りづらくなっているような…。
ガリ (Galli) のクラシックギター用の弦 一覧
ガリのクラシックギター用の弦は種類は多くありませんが、Geniusシリーズが2000年に新しく開発されるなど、力は入っているようです。
Geniusシリーズ
ガリのクラシックギター用弦の主力がGeniusシリーズです。”Genius”は天才という意味です。
Genius自体は低音弦のシリーズを表しているようです。ナイロン芯線に銀メッキの銅線を巻き、これに錆防止のコーティングがされています。
この低音弦にいくつかの種類の高音弦を組み合わせてセットとなっています。
Genius Crystal
高音弦がナイロン弦のセットです。
テンションはロー(GR55)、ノーマル(GR65)、ハード(GR60)の3種類です。
Genius Titano
高音弦がチタニウム弦のセットです。
テンションはロー(GR35)、ノーマル(GR45)、ハード(GR40)の3種類です。
Genius Carbon
高音弦がカーボン弦のセットです。
テンションはノーマル(GR95)とハード(GR90)の2種類です。
Genius Black & White
高音弦がブラックナイロンのセットです。
テンションはノーマル(GR25)とハード(GR20)の2種類です。
Genius Flamenco
フラメンコギター用のセットです。
テンションはノーマル(GR105)とハード(GR100)の2種類です。
Aurum
低音の巻弦にブロンズ(青銅)を使ったセットです。Geniusと同じく低音弦にコーティングがされています。高音弦はナイロンとブラックナイロンの2種類があります。
ナイロンのセットがハード(AR70)、ブラックナイロンのセットがノーマル(AR126)となっています。
La Galli
Galliの低価格のセット弦です。低音弦がコーティング無しとなっています。
テンションはノーマル(LG50)とハード(LG40)の2種類です。
シンプルなラインナップだけどバリエーションは豊か
ガリの弦はラインナップはシンプルですが、ナイロン、チタニウム、カーボン、ブラックナイロンと様々な高音弦の材料があり色々試す楽しみがありそうです。
低音弦が気に入ればガリでしばらく楽しめそうです。あとは入手性でしょうか…。