クラシックギターメーカーのアストリアスが60周年を迎えるに当たり、記念となるクラシックギターを発売することを発表しました。ダブルトップ&ダブルサイドという仕様で、4台限定での販売とのことです。
杉とNOMEXのダブルサイド&ダブルサイドのローズウッド
このクラシックギターは「Double Top/Double Sides」という名前で発売されます。
特徴的な仕様はダブルトップに加えてダブルサイド構造を採用している点です。
ダブルトップやダブルサイドについてはこちらの記事を参照ください:
アストリアスは標準モデルとして、ダブルトップのギターとダブルサイドのギターをそれぞれ個別に持っています。
60周年ということでこれらの特徴を1つにあわせた、まさにスペシャルなギターといえそうです。
セミレイズドフィンガー仕様、スーパーライトケースも付属
その他のスペックとしては、
- 表面板 米杉/NOMEX®/米杉
- 横板 インディアンローズウッド二重構造
- 裏板 インディアンローズウッド単板
- ネック マホガニー
- スケール 650mm
- 指板 黒檀(セミ・レイズド)
- 指板幅 52mm(ナット)
- 駒 ハカランダ
- 塗装 表面板:セラックニス仕上げ/横・裏板:ラッカー仕上げ
- 糸巻き ゴトー 510
- 付属ケース スーパーライトCGケース
となっています。
ハイポジションの演奏製を高めるセミレイズドフィンガーや、糸巻きにゴトーの高級品である510を使っているところがうれしいですね。
また、スーパーライトケースも付属しているとのことですが、これが特別な仕様になっているかは不明です。
限定4本、価格は60万円(+税)
この「Double Top/Double Sides」は60周年記念モデルということで、4本限定で販売されます。
価格は60万円+税です。
通常のダブルトップモデルが55万円、ダブルサイドモデルが44万円であることを考えるとお買い得といえるのではないでしょうか。
第三弾として100年前の米杉(シダー)を使ったモデルも登場
60周年記念モデル第三弾として、米杉(シダー)を使ったモデルも発表されました。
- 表面板 ヴィンテージシダー単板
- 横・裏板 インディアンローズウッド単板
- バインディング パドゥーク
- ネック マホガニー
- スケール 650mm
- 指板 黒檀
- 指板幅 52mm(ナット)
- 駒 ハカランダ
- 塗装 表面板:セラックニス仕上げ/横・裏板:ウレタン仕上げ
- 糸巻き ゴトー 510
- 付属ケース スーパーライトCGケース
この仕様で35万円+税はお買い得な気がします。
2022年2月中旬発売、限定12本なのでこちらもお早めに。
発売は2022年8月、ほしい方は早めのお問い合わせが吉
「Double Top/Double Sides」は2022年8月の発売が予定されています。
どこの店で販売されるかは不明であるため、ほしい方はできるだけ早くアストリアスに問い合わせた方が良いかもしれません。
ダブルトップは日本では採用しているメーカーが少ないですが、世界的にはコンクール出演者もよく使用しており、選択肢を増やす意味でももっとさまざまなメーカーから出てほしいものです。