もう輸入楽譜や英語の教本なんて怖くない!スマホカメラの自動翻訳機能を利用しよう~Google翻訳アプリとiOS15のカメラアプリを比較

iPhone標準のカメラ機能で楽譜の英文を抽出 楽譜/教則本
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楽譜のなかには輸入版が多くあり、その多くは英語で解説が書かれています。特に教本は解説が大切ですので、英語が苦手な方にとっては身構えてしまうかもしれません。しかしながら、最近は技術の発達で翻訳がかんたんに。スマホのカメラで撮影するだけで翻訳ができてしまうのです。

魅力的だけど外国語で書かれている点がつらい輸入楽譜

著名な作曲家には外国人が多く、そのために出版される楽譜も輸入版が多いといえます。

このため、さまざまな曲を弾くにはどうしても輸入楽譜に手を出さざるを得ません

しかしながら、英語が苦手だったり、英語以外で書かれた楽譜だったりすると、輸入楽譜に手を出すのをためらうのではないでしょうか。

また、教本の場合は特に文字で書かれていることが大事であり、しっかりと理解することが必要です。

スマホのカメラで翻訳しよう!

そんなときおすすめなのが、文明の利器であるスマートフォン。

最近ではカメラで撮影するだけで翻訳ができてしまいます

ここではGoogleのものとAppleのものを紹介するので、ぜひ試してみてください。

Google翻訳アプリ

Google翻訳とは、Googleが提供する機械翻訳サービス。パソコンで使ったことがある方も多いのではないでしょうか。

実は Google翻訳にはアプリ版があり、カメラで撮影した画像から文字を認識し、リアルタイムに翻訳することができるのです。

使い方はかんたん。まずはアプリをダウンロードしましょう。Android版とiPhone/iPad版があります。

Google 翻訳 - Google Play のアプリ
100 以上の言語に対応。世界がより身近になります
‎Google 翻訳
‎最大 249 言語間での翻訳に対応。機能のサポート状況は言語によって異なります。• テキスト: 入力したテキストを言語間で翻訳可能• オフライン: インターネットに接続しなくても翻訳が可能• リアルタイム カメラ翻訳: カメラを向けるだけ...

立ち上げると「カメラ入力」というボタンがあるのでそれを押します。

するとカメラが立ち上がりますので、翻訳したいものに向けましょう。今回は、こちらの記事で紹介したComplete Warm-Up for Classical Guitarの裏表紙を使います。さすがに中身は問題があるので。。。

これをGoogle翻訳のカメラ機能でリアルタイムに翻訳したのがこちら(上の欄で英語と日本語に設定するのを忘れずに):

完璧に翻訳できているとは言えないところもありますが、大体の意味は分かります

さらに、「スキャン」を押せば現在映っている画面から英語を自動抽出して翻訳できますし、右下の「インポート」からは撮影済みの画像の翻訳もできます。正直、これらのほうが安定していて読みやすいです。

iOS15のカメラ機能

もう1つご紹介したいのが、2021年9月21日にリリースされたiPhone用の新OSである「iOS15」のカメラ機能です。

新しくテキスト抽出と翻訳機能が加わっており、上で紹介したようなカメラ画像による翻訳を、iPhone標準のカメラアプリでおこなうことができます。

これを使うには、まず、設定アプリから一般→言語と地域に入り、「テキスト認識表示」をオンにします(デフォルトではオフ)。

そして、iPhone標準のカメラアプリを開き、画面内にテキストが映るようにすると、右下にアイコンが現れます。

それを押すと、テキストが映っている部分が抽出されますので、「翻訳」を押しましょう。

すると、翻訳した結果が表示されるという仕組みです。

どうも、文の区切りが1行ごとになってしまっており、変な訳になっている個所があります。とはいえ、何となく意味は分かるのではないでしょうか。

現状ではGoogle翻訳のほうがおすすめかな?

2つのカメラ翻訳アプリを比べると、現状ではGoogle翻訳アプリのほうが賢いように思います。

iPhoneのカメラ機能は英文を一行ごとに区切ってしまっているのが致命的で、そのために訳がおかしくなっているようです。

一方、Google翻訳のほうは分の切れ目を正しく認識し、訳もその分わかりやすくなっています。

スマホのカメラ翻訳機能を活用して輸入楽譜や教本に挑戦しよう

ここまで紹介したように、時代はすでにスマホ1つで手軽に翻訳ができる時代になっており、英語を恐れることはないといえます。

たとえば、スコット・テナントのPumping Nylonなど、英語で書かれた教本には魅力的なものが数多くあり、大変参考になります。

また、楽譜の解説を読むことで、曲への理解がより深まることでしょう。

ぜひ英語を恐れずに輸入楽譜や教本に挑戦してみてください。

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