クラシックギター弾きは右手の爪が割れたりかけたりした場合にはつけ爪を使ってその場をしのぐことがあります。でも、左手の指先を怪我したり傷を負った場合は?実は「つけ指先」ともいえる製品があるんです。
指先にかぶせて使うゴリラチップス(Gorilla Tips)
それがこの「ゴリラチップス(Gorilla Tips)」と呼ばれる製品です。
名前はどちらかというとポテトチップスの仲間のようですが、れっきとしたギターグッズです。
半透明のプロテクターを指先につける
このゴリラチップスは見た目はこんな感じです:
指先を覆うことのできる柔らかい素材でできています。
これを指先にかぶせるだけです。
指先は厚く、そのほかは薄く
できるだけ違和感のないように作られており、弦と触れる指先は厚く、そのほかは薄く作られているそうです。
指先に何かつけているとどうしても違和感があるので、適切な作り方かと思います。
指のサイズに合わせてサイズを選ぶ
ぴったりフィットさせるため、ゴリラチップスにはサイズのバリエーションがあります。
計り方は簡単で、
・サイズの測り方
Gorilla TipsのHPより
1.まず、人差し指の第1関節に紙の帯や弦などを巻きつけ、印を付けます。
2.印までの長さを測ります。
3.下記のリストから、ご自分に合ったサイズを選択します。
・Small:44~51mm
・Medium:51~57mm
という手順でできるそうです。
長時間ギターを弾くプロギタリストも使用
このゴリラチップス、プロのギタリストも使用しているようです。
特にアコギやエレキの鉄弦のギタリストはどうしても細くて硬い弦をスライド奏法とかするので指先が痛くなるのだとか。
クラシックギターは太くて柔らかい弦ではありますが、人によっては指先の皮膚が弱い人もいるのであった方がいいかもしれません。
滑りが悪くなるのは良しあし
ゴリラチップスは柔らかい素材でできているため、つけるとどうしても弦の滑りが悪くなります。
これは良いところもあれば悪いところもあります。スライド奏法を多用するエレキやアコギでは弾きづらくなるようですが、弦を押さえるときの安定性がよくなるという意味ではクラシックギターにとってはいい点でもあるかもしれません。
ケガで一時的に弾けない人や、どうしても指先の痛みが我慢できない人にも
この製品は万人にお勧めというよりは、まずはケガで一時的にギターが弾けない人が使うのにいいかと思います。
指先にバンドエイドとかつけるよりは弾きやすいかと。
また、ギターは初心者は左手の指先が痛いかもしれないけど慣れると痛くなくなると言いますが、人によっては皮膚が弱い場合もありますで、これを試してみてもいいかもしれません。風呂上りに弾きたい場合もこれをつけておけば安心です。