【実録レポ】100冊以上の楽譜を電子書籍化した記録~楽譜のスキャン代行が完了、画質や料金など確認編

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100冊以上の楽譜を自力でスキャンするのを諦め、代行業者にスキャンを依頼しました。1カ月ほどでスキャンが完了してPDFファイルが入手できましたので、画質などについてレビューします。

ちょうど1カ月で完了した楽譜のスキャン

私がスキャン代行を依頼したのはスキャンピーという業者です。

101冊~200冊の場合は40日が目安とのことでしたが、楽譜は普通の本よりも薄いためか、ちょうど1カ月でスキャンが完了したようです。

スキャンが完了すると以下のような支払いの請求が来ます:

私はPayPal経由でのクレジットカード決済を選びましたが、銀行振り込みも選べます。

支払いを終えると、支払い確認のメールが送信され、納品作業が始まりました。

支払いの次の日には納品

私の場合、支払いの次の日には納品されました。

納品はboxというクラウドストレージにすべてのPDFファイルが格納された形でおこなわれます。

クラウドストレージにアップロードする時間が必要なので、支払いから納品までに時間がかかるのでしょうね。

大量のファイルを一括でダウンロードすることも可能です。

ちなみに、納品は有料ですがDVDでの納品も依頼できます。

スキャンした電子楽譜の容量は113冊で5GB程度

今回スキャン代行を依頼した楽譜は113冊でしたが、PDFになった後の総容量は約5GBでした。

もちろん楽譜のページ数によって大きく代わり、最も大きいものが228ページの楽譜で100MB、最も小さいものが8ページの楽譜で3MBといったところです。

最近のタブレットであれば余裕で入る容量でしょう。

スキャンされた電子楽譜の画質は良い

気になっていたスキャン後の電子楽譜の画質ですが、思っていたよりもずっと良かったです。

著作権があるので譜面をお見せするのは難しいですが、たとえばこちらの記事で紹介した「Complete Warm-Up for Classical Guitar」の裏表紙はこんな感じです。

ブログにアップする関係で画質が落ちていますが、本物は文字がくっきりしていて読みやすく、楽譜も読みやすく仕上がっています

はっきりいって、自分でやるよりずっと品質が高いです。

電子楽譜ファイルのタイトル変更はいまいち

ただ、電子楽譜ファイルのタイトル変更はいまいちでした。

残念ながら作曲者の名前がファイル名に入ることはなく、曲の名前も特に輸入楽譜の場合いまいちです。

たとえば、セルジオ・アサドのアクアレルは「セルジオ・アサドゥ」というタイトルになってしまいました。確かに表示がこんな感じなので、よほどクラシックギターに詳しくないとどれが曲名なのかわからないかもしれません。

また、クレンジャンスのArabesque en forme de Capriceは、「ARABESQUE.pdf」でした。

…まあ、クラシックギターに詳しくないと正確にファイル名を付けるのは難しいですよね。

Piascoreでの検索性を上げるには、自分でちまちまとファイル名を変え、作曲者名のタグを付ける必要がありそうです。

表紙のスキャンはカラーにしても良かったかも

スキャンピーでは表紙をカラーでスキャンしてもらうこともできたのですが、いらないかと思って指定しませんでした。

iPad対応の電子楽譜表示ソフトのPiascoreの場合、表紙画像で楽譜リストを表示できるのですが、これを見るとモノクロの表紙はちょっと地味です。

これを見ると表紙はカラーにしても良かったかな、と思います。

ただ、通常のスキャン料金が1冊88円なのに対し、表紙をカラー指定すると+50円の138円になります。

+10円とかなら気軽に指定するのですが、+50円はちょっと気が引けるかなとも思います。実際演奏するときには見ないですしね。

パート譜も追加料金なしでスキャンしてくれた

ちょっと気になっていたのが、重奏や合奏の楽譜でよくある別冊のパート譜の扱いです。

そもそも別冊になっているものをスキャンしてくれるのか、そしてスキャンしてくれるとしても料金はどうなるのかが問題です。

スキャンピーのサイトを確認したところ、

教材の問題と解答が別冊の場合の扱いは?

お客様のご指定の無い限り、合算して1冊として扱わせて頂いておりますが、お荷物の中で問題と解答がバラバラになってしまっている場合に関しましては、別ファイルとして扱わせて頂きますので、何卒ご了承下さい。

引用:スキャンピー

というFAQがありました。

重奏や合奏の譜面もこれと同じだろう、と思ってスキャンに出したところ、追加料金なしで1つのファイルにパート譜とスコアが入った状態で納品されました

理想的な状態で素晴らしいです。

ただ、パート譜は縦向き、スコアは横向きという楽譜の場合、すべて縦向きで納品されました。これは自分で後からなんとかするしかないでしょうね。

1万円未満できれいなスキャンができて満足

今回のスキャンピーでの電子楽譜スキャン代行にかかった価格は、113冊で9,680円でした。

全部で113冊依頼し、Twitterへのリツイートで3冊無料キャンペーンを使ったので、110 x 88 = 9,680円という計算です。

この価格が安いか高いかは議論の余地があるかと思いますが、私は自分でやったときの時間や、画質の高さを考えると安いと思います

次回は楽譜を電子化してクラシックギターの練習や演奏がどう変わったかについて書く予定です。

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