弦の評価: ノブロック アクティブスダブルシルバー CXカーボン ミディアムハイテンション (Knobloch Actives Double Silver CX Carbon Medium High Tension)

4.0
クラシックギター弦のノブロックアクティブスダブルシルバー CXカーボン
記事内に広告が含まれています。

日本ではあまりメジャーではありませんが、ブローウェルなどが使っている弦です。高音弦がカーボンですが、カーボンっぽくない柔らかい音がするという評判の弦です。ノブロックを試すのは初めてなので楽しみです。

高音弦がカーボン、低音弦がナイロンとカーボンのコンポジットの芯線

以下の記事でも紹介しましたが、ノブロックの弦には3つのラインがあります。そのうち、低音弦の芯線にナイロンとカーボンのコンポジットを使っているのがアクティブスダブルシルバーです。

これにカーボン弦を合わせたのが今回試すセットです。

ノブロックのカーボン弦はカーボン弦らしくない柔らかい音がするという評判であり、かつ低音弦もしっかりした音がするそうです。

パッケージ裏にはこのように音の傾向が書いてあります。といっても、ノブロックの弦はこれしか持っていないので比較のしようがないのが残念です。

2弦と5弦に赤い印を付けてある

パッケージを開けるとさらに中に低音弦と高音弦が入ったパッケージが入っています。高音弦と低音弦のそれぞれのシリーズの組み合わせで売っているのでこのようなことができるのでしょうね。

低音弦はちゃんと空気を遮断するパッケージに入っており、錆を防いでくれます。・・・ん?なにやら見慣れない赤い色が・・・。

どうやら、1,2,3弦と4,5,6弦がそれぞれ1パッケージになっているため、区別が簡単につくように2弦と5弦に赤い印がついているようです。1,3弦と4,6弦は太さでわかりますが、5弦が入るとちょっとわかりづらいので親切ですね。

高音弦も2弦の先が赤くなっています。弦の見た目自体は普通です。

ただ、低音弦の片方の先が上の写真のように輪になっているのがちょっと邪魔です。これのせいでブリッジの穴にも糸巻きの穴にも通らず、結局切らなくてはいけませんでした。。。もう一方から通せば抜け防止になるのかもしれません。

追記:ノブロックに確認したところ、この金属ループは製造上のものだそうで、切って使うのが正解のようです。

確かに柔らかい音のカーボン弦

高音弦は評判通りカーボン弦とは思えない柔らかい音がします。こんなに柔らかい音がするの初めてです。

それでいて、こもることはないのでどんな人にも合いそうな音です。カーボン弦らしい張りの強さはありますので、テンションが低くて柔らかいという訳ではありません。

似ている音のものでいうとドーガルのディアマンテでしょうか。

しっかりした張りのある音がする低音弦

低音弦は硬めの感触です。サバレスのカンティーガなどのような柔軟性のある弦ではなく、しっかりとした音を期待させられる弦です。

弾いた感じはやはりしっかりとした張りのある音がします。高音弦との相性も良さそうです。

ファーストインプレッションは良好、あとは入手性と値段が良ければ。。。

張った直後の印象としてはなかなか良い弦でした。カーボン弦のキンキンさがないのにこもらない音で、誰にでも使える弦のように思います。

問題は入手性と値段でしょうか。日本ではあまり扱っている店がないですし、値段もちょっとお高めです(これは外国でもですが)。

寿命などまだこれからレビューを追加したいと思いますが、ファーストインプレッションとしては良好です。

(追記) : 張りが強くて一週間で外しました

確かにカーボンのキンキンした音がしないのにはっきりと音がするなかなか興味深い弦でした。近いところではドーガルのディアマンテな気がします。

しかしながら、どうにも張りが強すぎて私の手にはきつい。。。ということで一週間で外してしまいました。結構高いのにもったいなかった。

ナイロン弦では音がぼけすぎるけど、カーボン弦だと近々しすぎるという人は試す価値のある弦です。

私ももう1つテンションが低いものを試してみたいと思います。

(追記):ハウザーに1つテンションの低いセットを張ってみたらいい感じでした。

タイトルとURLをコピーしました